陽春白雪 Lyrica(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
古典漢詩と現代音楽の融合がユニーク。日本語の歌も収録されているけれど、中国語の歌がとくに新鮮に感じられました。リズムゲームとしてもよくできており、難度はそこそこ高めで遊び応えがあります。ストーリーモードは、古典漢詩の知識がないとわかりにくいけれど、雰囲気がいいので、なんとなく理解できます。ストーリーモードのテキストが禁則処理をされていないところは、少し気になりました。
週刊ファミ通1585号より
中国語の歌は、なじみのある人じゃないと歌詞がすんなりとは入ってこないと思うが、漢詩をモチーフにした作風や楽曲には新鮮味がある。ノートのまわりの光る円でタイミングは計れるものの、つぎのノートを示す矢印の動きが等速度ではないため、最初のうちはタイミングを惑わされやすいかも。それでも、判定はわりと甘めで、直感的なタッチ操作で心地よく遊べます。物語とともに楽しめるのもいい。
週刊ファミ通1585号より
楽曲のジャンルはさまざまだけど、どれも中国語の美しい響きや柔らかさが心地よい。日本語の歌も収録されているのもうれしいね。音ゲーではなじみあるタップ操作だけど、音符に歌詞が1文字ずつ割り当てられているのは新鮮。李白などの物語を描くストーリーモードも目新しい。歌詞や原詩の出典を確認できるのも、漢詩に興味を持つきっかけになる。欲を言えば歌詞の日本語訳もあるとよかったな。
週刊ファミ通1585号より
古典漢詩を現代音楽で表現。ロック、ポップス、ジャズなど収録楽曲のジャンルは幅広く、とくに中国語ボーカルは耳に新鮮。タッチでの操作は、ドラッグ、スワイプ、同時押し、長押し、連打などバリエーションは多く、音楽に合わせてひたすら指を動かすのが心地よい作り。ただ、似たような色や形のノーツがあるので戸惑いやすく、漢字を多用した演出もあり、画面の情報量がやや多くて煩雑。
週刊ファミ通1585号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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