リアルタイムバトル将棋(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
相手よりどれだけ速く、多く手数を打てるかという勝負が、自然と息もつかせぬ戦いを演出。スピード第一の戦いは、知の格闘技というよりはスポーツっぽい。弱い相手に対しては力押しでも勝てるけど、強くなるに従って、“相手の手を読む”将棋ならではの部分も重要になるのもいいね。操作ミスが勝敗に大きく影響を与えるため、コントローラの操作感や、タッチ操作での画面の小ささは気になりました。
週刊ファミ通1627号より
手番の概念がなく、好きなタイミングで駒を動かせる自由さや、はっちゃけたプレイ感が楽しい。一見アナーキーなようでいて、動かした駒を再び動かせるようになるまでのクールタイムを始め、制限時間や時間切れの際の採点方式など、競技性がしっかり整えられていることにも関心。タッチ操作のほうが素早く指せるが、画面が若干手狭で、ミスタッチに注意が必要となるのは、いたしかたないところか。
週刊ファミ通1627号より
発想の勝利! この忙しさ、タワーディフェンスに通じるものがあります。やはり肝は対人戦で、駒が本来の動きしかできないので、将棋を知らない人もローカル対戦に誘えるのがいい。オンラインでも相手が見つかりやすく、ラグも気になりませんでした。ゲーマー寄りの感想としては、目を楽しませる変わり種将棋盤のほかにも、テレビゲーム的な仕掛けがあと少しあれば、もっと夢中になれたかと。
週刊ファミ通1627号より
盤全体の状況を把握し、最優先させるタスクを探し出して、素早くかつ正確に実行するという操作そのものに高揚感があります。将棋初心者でも、スピードで押しきって勝利をつかむ興奮を、コンピュータ相手に存分に味わえるでしょう。オンライン対戦は、マッチングに若干の時間が掛かる印象。スイッチ本体を挟んで、向かい合ってのローカル対戦は、“デジタルネイティブ版縁台将棋”と言ってもいい!?
週刊ファミ通1627号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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