ドラえもん のび太の牧場物語(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
プレイ感覚はいつもの『牧場物語』と同様。思いのほか『ドラえもん』との親和性が高いので、違和感があってもすぐになじむと思う。淡い色で表現された景色は美しく、ビジュアル面はシリーズ随一。最初から“ひみつ道具”を使ってチート無双できないのは歯がゆいが、徐々に使える種類が増えていくと胸踊ります。しかたないとは言え、恋愛要素がないのは、人によってはモチベーションに影響するかな。
週刊ファミ通1594号より
『ドラえもん』の世界観と『牧場物語』のシステムが掛け合わされた牧場での暮らしは、雰囲気が抜群にいい。“ひみつ道具”を生活や作業の中で便利に使えるのも○。操作やUIなど、改善の余地を感じる部分も若干あるけど、作物を育てるほか、各場所を回ってアイテムを集めたりして少しずつ作業を進めていくのは、延々と遊び続けたくなる魅力があります。動物たちがかわいく、お世話やふれあいも喜びに。
週刊ファミ通1594号より
水彩画風のCGにドラえもんたちも溶け込んでいてほんわか。ゲームサイクルは『牧場物語』シリーズと同じだが、恋愛ではなく人々との友好度を高めてイベントを起こし、“ひみつ道具”を取り戻す展開がミソ。ストーリーの進行はややゆっくりで、“ひみつ道具”もすぐには手に入らないが、入手すれば農作業や移動が楽になる恩恵が。季節の行事で、人々のセリフにもう少しバリエーションがあればよかったな。
週刊ファミ通1594号より
国民的キャラを題材としたストーリーと各種演出は非常に間口が広く、初心者でも入りやすいゲーム性。のび太の視点で物語が進行する構成は、まるで『ドラえもん』の新作映画を観ているかのようでハマる。恋愛や結婚イベントはないものの、新要素である“ひみつ道具”がアクセントとしていい味を出している。説明やプレイヤーの誘導が親切な反面、全体的にテンポがゆったりしすぎていて、もどかしさも。
週刊ファミ通1594号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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