デビルエンジン(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
往年の横スクロールシューティングスタイルに、弾幕系ならではの圧倒的な物量で序盤から圧倒。機体によって、攻撃&パワーアップ能力が異なり、同じステージでも違った攻めかたができるのも魅力。自機のアタリ判定が機体に忠実に反映されており、スレスレで交わしたつもりが……ということも。オプションでアタリ判定を視覚化できるとはいえ慣れも必要で、エンジョイ勢に媚びない硬度高めな作りです。
週刊ファミ通1824号より
1990年代の横スクロールシューティングの香りがぷんぷん漂う作風。敵を撃破して“コンボメーター”を溜め、それを消費して敵の弾を消せるのは現代的なシステムで、本作ならではのおもしろみに。機体ごとに仕様が異なり、プレイ感が変わるのもいい。ただ、不意討ちのような敵の攻撃や出現パターンが多く、撃墜されては覚えてをくり返す根気が必要な作りは、シューターのあいだでも好みが分かれそう。
週刊ファミ通1824号より
敵が手強くてなかなか先へ進めないという点では、ハードで上級者向けと言えるかも。16ビット風の見た目も、マニアを歓迎しているよう。でも、基本的には撃って避けるだけという、シンプルで誰もが手を出せるゲームでもあります。装備の違う3種類の機体それぞれで、プレイフィールが異なるのはお得に感じちゃう。エフェクトのかかったギターが目立つサウンドは、シューティングにピッタリと再確認。
週刊ファミ通1824号より
グラフィックの質感と自機のタイトな操作感覚は、いちおっさんゲーマーとして胸躍るものがあります……が! バースト(弾消し)などの特殊アクションに決定力がなく、先手を取られたら押し返せない場面が多いゲームバランスは、クラシックスタイルのシューティングゲームの初心者・懐古者にまったくやさしくない調整です。現役のハードコアゲーマーにとっては、腕が鳴る“味変”要素が豊富です。
週刊ファミ通1824号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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