Aragami: Shadow Edition(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
シャドーリープを始め、影を使った各種能力が、ステルスアクションというジャンルにうまくマッチ。敵を倒してもいいし、見つからないように切り抜けてもいいという、プレイヤーが好きな手段でクリアーを目指せる構成がナイス。『ゼルダ』っぽいタッチのグラフィックも、いい味を出しています。ローカライズに少し粗い部分が散見されますが、それを差し引いても、おもしろさが勝る良作です。
週刊ファミ通1581号より
影の中にいると回復する“シャドーエッセンス”を消費して、影ができている場所に瞬間移動する“シャドーリープ”を始めとした、複数の能力を駆使するステルスアクションがおもしろい。瞬時に敵の背後に移動して倒したりなど、強力な能力が使えつつも、敵に倒されるときも一瞬なので、緊張感はしっかり。前日譚の“NIGHTFALL”もセットになってはいるが、お得な価格なら、さらによかった。
週刊ファミ通1581号より
民間伝承や神話を思わせる、和風ファンタジーな作品世界が雰囲気◎。闇に忍び影の力を振るう設定は、アクション的なおもしろみも、世界観との相性もバッチリです。敵を全滅させるもよし、気づかれずに潜行するもよしで、それぞれのスタイルをサポートする個性的なスキルが楽しい。自由に行動できるデザインとセーブシステムの性質上、1度のミスでかなり巻き戻される場合もあり、萎えることも。
週刊ファミ通1581号より
攻撃が敵味方ともに“一撃必殺”ゆえ、要領をつかむまでは同じシーンをひたすらリトライすることに。とはいえ、敵を始末したときの爽快感と、リプレイしたぶんだけ確実に理解が深まる巧妙なレベルデザインにより、徒労感は感じないはず。生成した影から影へ瞬間移動する派手な立ち回りに頼らずとも、陽動や待ち伏せ主体の静的なプレイスタイル中心で十分攻略できる自由度の高さもいいですね。
週刊ファミ通1581号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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