CRYSTAR -クライスタ-(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
全体的に重めのストーリーには、主人公と仲間のコミカルなやり取りも散りばめられており、思わず顔がほころぶことも。声優陣の巧みな演技や削除氏の幻想的なBGMも、物語を盛り上げる。アクションは泣いて強くなるシステムがユニーク。キャラごとに異なる立ち回りが楽しめるうえ、スキルが増えると戦術の幅も広がる。色違いの敵が多いのは残念だが、図鑑の死者回想録を埋めて深掘りできるのは◯。
週刊ファミ通1558号より
危うさを感じさせる少女たちの物語は衝撃的な部分もあり、興味を惹きつけられる。中二テイスト満載の世界観が魅力で、そのムードを演出する音楽もステキ。涙を流すことが、ストーリー上だけのキーではなく、ゲームシステムにも絡められているのもいいね。アクションパートは、もっと爽快さや変わり映えが欲しいところはあるが、じっくり強化ができ、初心者への配慮もあって安心して遊べる作り。
週刊ファミ通1558号より
ドールのような美少女や、美しくも不安げな楽曲が独特な世界を構築している作品。重いストーリーに思わぬ仕掛けがあったり、システム面にもお話の展開に合わせた演出があってハッとさせられる。アクションの操作はシンプルで、サクサク進めるのはいいが、敵の種類や攻撃パターン、ダンジョンのギミックなどに、もう少しバリエーションや手応えが欲しかったな。主人公の飼い犬の愛らしさは必見。
週刊ファミ通1558号より
ボリューミーな用語集や敵キャラのプロフィールを始め、仲間キャラとのコミュニケーションが味わえたりなど、物語やキャラクター性を楽しむ作りとしては◎。アクションはシンプルだが、誰でもが遊べる敷居の低さがある。とはいえ、迷路のようなマップを徘徊して出口を見つけるだけのくり返しで、さらにザコ敵との攻防には駆け引きはなく、作業的に。操作感も含めて、アクションの心地よさは薄め。
週刊ファミ通1558号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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