逆転吉原~菊屋編~(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
低価格でボイスなし。スマホ版がベースなので、手軽に遊べるサイズ感です。“男が花魁”という男女逆転の吉原を舞台にした物語は、なまめかしい艶があり、色香に誘われるように没入できます。新規追加された隼は、どんなときも親身になってくれるやさしいお兄ちゃんで癒されました。ニンテンドースイッチの大画面でプレイできるのは◎。PS Vitaの『男遊郭』をプレイした人は、物足りなく感じるかな。
週刊ファミ通1524号より
男女が逆転した遊郭が舞台という世界観がユニーク。攻略対象となる男性たちの、ちょっと怪しげで魅惑的な雰囲気の描写もいいですね。シナリオのボリュームは少なめだけど、安価で遊べるのはうれしく、さっくり楽しみたい人には向いているかと。ただ、最近の家庭用ゲーム機の乙女ゲーでボイスがないのは珍しく、PS Vita版の『男遊郭』などにあった、豪華声優陣による演技が聞けないのは寂しいね。
週刊ファミ通1524号より
廓の男性たちが何とも艶めかしい。江戸時代と現代がミックスされた世界観で、あまり難しく考えずに進められます。遊郭だけあって、セクシー描写はなかなかリアル。テレビ画面では背景が少し粗く見えるので、携帯モードでのプレイがよさそう。画面下のメニューコマンドはタッチ操作に便利だが、作品のいい雰囲気が削がれるかな。充実の内容ながら、価格が上がってもいいからボイスが欲しかった。
週刊ファミ通1524号より
花魁からの愛情表現が、商売上の振る舞いなのか本気なのかを図りかねて、振り回される感覚がたまりません。ボイスはありませんが、自分の頭の中でセリフを理想の声で読み上げる楽しみもありますし、スムーズにオートプレイができる副効用も。各種システムやインターフェースがよくできていて、快適に遊べるのもいい。エピソードの量に対して、イベントCGの枚数はちょっと物足りなく思えるか。
週刊ファミ通1524号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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