ヒューマン フォール フラット(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
さまざまな物理パズルを解いてゴールを目指す、謎解きアドベンチャー。ステージ内にあるオブジェクトをいかに活用するかを考え、そして実践する行為が、プレイヤーの想像力をかき立ててくれる。操作キャラの挙動がぐねぐねとした粘土人形のようで、一筋縄ではいかないところもおもしろい。フワフワした操作感にもどかしさを覚えることもあるけれど、それが本作ならではの味にもなっています。
週刊ファミ通1520号より
ヨタヨタと歩く、ゴム人間のようなキャラを操作して解いていくパズルと、シュールレアリスムのような不思議な世界観がいい具合にマッチ。ただ、腕の動きの操作がカメラ視点と連動しているため、物をつかんで持ち上げたり、腕を使って段差をよじ上るたびに視点もグリグリと動くため、仕様的に酔いやすいという難点が。マルチプレイが可能で、協力するとギミックを解くのが楽になる場面があるのは○。
週刊ファミ通1520号より
“開放的な脱出ゲーム”という印象で、開けたステージなのに抜け出せない、夢の中らしい世界観がユニーク。ただ、設定とはいえ、キャラクターの体がグニャグニャしていて操作しづらく、物をつかむのもひと苦労。ふたり協力プレイなら、動きのままならなさも笑えそうです。仕掛けはシンプルだけど、なるほどと気づかされることもしばしば。苦戦しているとヒントが出る仕様はいいね。楽曲はオシャレ。
週刊ファミ通1520号より
オブジェクトを投げて、押して、落としたりしながら出口を目指す、物理シミュレーション系パズル。プレイ感覚が新鮮で、グニャグニャと動くキャラを動かすだけでも楽しい。パズルの仕掛けも凝っていて、クリアーしたときの達成感も◎。他方、繊細な操作が難しく、クリアー手段はわかっていても、キャラやオブジェクトを思い通りに動かせないもどかしさも。そこを含めて楽しめるなら、アリかな。
週刊ファミ通1520号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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