ソウルキャリバーVI(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
20周年記念作品ということで、新展開というよりも、霊剣にまつわる始まりの物語を、新たな展開も交えて描き直した内容。正史としての各キャラごとのストーリーに加えて、クリエイトしたオリジナルキャラで歴史の裏側を楽しめるのがおもしろい。システム面では、リバーサルエッジを始め、複雑な操作なしに奥深い駆け引きが可能なので、ライトユーザーでも上級者と比較的張り合いやすいのがグッド。
週刊ファミ通1558号より
3D格闘ゲームとしては、技はそれほど多くはなく、コマンドもほとんどが簡単。大多数の攻撃をさばけるリバーサルエッジも、初心者救済の一面を持っていて、新規の人でも入りやすいと思う。ストーリーモードは、止め絵と短めのエピソード群での構成が若干淡泊だが、年表形式でわかりやすい。また、ミッションモードでオリジナルキャラを作り、歴史の裏側のような物語を体験できる構造なのが○。
週刊ファミ通1558号より
シリーズの物語を追うモードは、20周年のお祭り的な一面もあり、さまざまなキャラクターのエピソードが懐かしい反面、発見も多くて楽しい。新システムのリバーサルエッジは、スローモーションの中で3すくみの読み合いが発生し、初心者でも格ゲーならではの駆け引きが味わえるね。マイキャラで戦うモードでは、細かい部分までクリエイトできるし、選択次第で善悪のサイドが変わっていくのも○。
週刊ファミ通1558号より
システム面やプレイ感覚は、初代『ソウルキャリバー』を彷彿させる印象で、懐かしさもありつつ、新しさも感じられる。敷居の低さと間口の広さが特出しており、なかでも、どんな攻撃も防いで反撃につなげることができるリバーサルエッジは、初心者が上級者と“そこそこいい戦い”ができる新システムとして秀逸。さらに、RPG風のストーリーモードはオリジナルキャラの育成が楽しめ、やり込み甲斐も十分。
週刊ファミ通1558号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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