Caligula Overdose/カリギュラ オーバードーズ(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
味方のリーダーを務めながら、敵の一員として行動する新ルート“楽士篇”が非常に新鮮。前作では描かれなかった楽士たちの新たな一面を知ることもでき、彼らの評価がいい意味で変わった。比較的早い段階から楽士篇に進めるのもうれしい。コンボを組み立てる戦闘システムは、仕様変更によりバトルのフィールドが広くなって、ストレスも軽減。追加された楽士たちの新曲も、気分を盛り上げてくれる。
週刊ファミ通1536号より
グラフィックが美しくなり、UIのデザインも見直され、洗練された印象に。戦闘などの細かい部分も改良したうえで、難易度選択が可能となって、幅広いプレイヤーに対応。PS Vitaで遊んだ人でも、追加要素によって興味を惹かれる内容です。バトルはクセがあるが、うまくコンボを決められると爽快。ストーリーともども、尖った部分がありつつも、作品の魅力を味わいやすくなったところがうれしい。
週刊ファミ通1536号より
秘められた真実が見え隠れする作品世界や登場人物に魅了され、物語に引き込まれました。バーチャルアイドル“μ”の透明感ある歌声と、無垢で真っすぐな思いが胸に刺さります。マップ上での探索は、お使いゲー的作業感も漂いますが、“メビウス”を実感できる仕掛けとも。独自性の強いシステムも、初見で遊べるように調整されていて親切。キャラの動きがもう少し自然だったら、さらにステキでした。
週刊ファミ通1536号より
インターフェースの刷新や戦闘フィールドの独立化、そしてオートバトルの導入で、前作からバトルがグッと手軽に。オート設定では、物理攻撃を中心に戦う仲間のサポート役になりがちだが、“部長感”が増すのでアリ。ボスや強敵はコンボを考えて挑むというすみ分けが、戦闘を快適に演出する。帰宅部の仲間たちを裏切るルート“楽士篇”の追加もうれしい。前作がパイロット版に思えるほどの質と量です。
週刊ファミ通1536号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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