WRC 7(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
2017年の新ルールに合わせて、エンジン出力が増したことで、走りが心持ちパワフルに。また、前作よりもコースの凹凸が少し強調されている印象で、とくにドライバー視点では、上下の揺れによってなかなかの臨場感が味わえます。超ロングコースの“エピックステージ”が楽しめるようになったのも○。前作からの着実な進化が感じられる一方、これといった強烈なインパクトがないのはちょっと惜しい。
週刊ファミ通1510号より
ラリーのストイックでスリリングなレース性を再現しつつも、やさしめの設定にすれば、カジュアル寄りのプレイ感で遊べる作りが○。長距離の“エピックステージ”が追加されたのはうれしく、やり応えがあります。全体的には大幅な変化があるわけではないが、細かい部分が着実に進化している印象。キャリアモードが、ありがちな作りで演出も地味めなので、今後のシリーズで強化を期待したいところかな。
週刊ファミ通1510号より
シーズン中に、今季のマシンで各ラウンドを追体験できるのがうれしく、ヤリスで走れるのも最高にハッピー。グラベルのバンピーな路面などがリアルに表現され、とくにナイトステージの臨場感はなかなかのもの。ただ、ガチガチゴツゴツとしたイメージからかけ離れたフワフワした動きには、若干の違和感も。ペナルティーがキツく、アシストも弱めになった印象なのは、ファン層が広いだけに惜しい点。
週刊ファミ通1510号より
FIA WRC公認のタイトルゆえか、ミスの巻き戻し機能がなくてやり直しはステージの頭から、アシスト機能も最低限というスパルタンさの本格派。それだけに、微妙な加減の各種操作でマシンを御し、うまくコーナーを駆け抜けられたときの喜びは大きい。まさに自分との戦いで、どんどんハマっていける。それでも敷居はやや高く、ラリーでの基本やテクニックの伝授など、初心者向けの手ほどきがあれば。
週刊ファミ通1510号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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