メトロイド サムスリターンズ(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
1992年当時、モノクロ画面のゲームボーイでクリアーした2Dアクションの名作が、現代風にリメイクされてカラー画面で遊べるのは感慨深い。アイテムを探しながらサムスを強化し、少しずつ探索範囲を広げていくという、2Dの『メトロイド』の醍醐味は健在。360度に向けて撃てるようになった“フリーエイム”や、“メレーカウンター”から反撃できる新要素なども、バトルのいいアクセントになっています。
週刊ファミ通1501号より
リメイク作ではあるが、フリーエイムによる全方位への射撃や、探索をサポートする“エイオンアビリティ”などの要素が加えられ、現代的なアクションゲームに。新規アクション“メレーカウンター”は若干の慣れがいるが、使いこなせると爽快に敵を倒せるようになり、戦闘のスパイスになっている。新たな能力を獲得しながら探索範囲を広げていくのは、マップ探索型ではいまや定番だが、やはりおもしろい。
週刊ファミ通1501号より
『メトロイド』ならではの不気味な世界観がかっこいい。新たな装備が手に入るたびに、行ける場所が広がっていくのが楽しくて、惑星の探索に夢中になってしまう。クルクルと跳ぶサムスの動きは滑らかだし、カウンター技などではアングルも変わって爽快感も味わえる。ショットの切り換えなどで使うボタンが多めで、ときに繊細な操作が必要な場面もあるなど、全体的に骨太だけど、挑戦は苦にならない。
週刊ファミ通1501号より
ゲームボーイ版『メトロイド?』のリメイクだが、グラフィックやアクションなどが一新され、ほぼ新作とも言える仕上がり。カウンター攻撃やフリーエイムが追加され、シリーズ過去作とは異なるおもしろいプレイ感覚になった一方で、従来の『メトロイド』とはアクション戦術が少し異なるため、シリーズのファンの賛否は分かれるか。とはいえ、マップ探索の楽しさは変わらないし、発見と驚きの醍醐味は◎。
週刊ファミ通1501号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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