Albedo: Eyes from Outer Space(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
グラフィックのクオリティーはPS3レベルながら、逆に、本作のレトロなSF設定の世界観とマッチしていて、独自の味わいを醸し出している。アドベンチャーとしては、見つけたアイテムを駆使して活路を拓いていく、オーソドックスな作り。ユーザーインターフェースがもうひとつで、展開が唐突だったりもするけど、アイテムの使い道にちょっとした工夫があって、試行錯誤しながらも楽しむことができた。
週刊ファミ通1480号より
謎の生命体の存在など、B級映画っぽい雰囲気がいい味に。各場面で解法を探して先のシーンへ進む、脱出ゲームのようなプレイ感で、なかなか歯応えがある。ただ、手当たり次第にやれることをやり、解きかたを見つけているような感覚もわりと多く、いまひとつスッキリしないところも。アドベンチャーとアクションパートで、難度を個々に設定でき、ヒントの強調表示のオン/オフも選べるのは親切。
週刊ファミ通1480号より
解法は基本的にひとつのみですが、いろいろな物を調べたり、使ったりできる仕掛けのおかげで、自由に行動している雰囲気をある程度味わえます。物語はベタながらも、ムードのある絵も奏功して先が気になるし、突然発生するバトルなどの意外性も○。各種調整は行えるけれど、少々苦労をともなう操作性ゆえ、正解の見当がついているのに思うように行動できず、イライラさせられる場面もありました。
週刊ファミ通1480号より
FPS的なシューティング要素もあるものの、あくまでおまけ程度で、メインはアドベンチャー。操作感にやや難があるが、きつめの色彩やレトロなアイテムなど、独特のSF愛が感じられる世界観は秀逸。謎解きのバリエーションも多くて、ひとつひとつにじっくり取り組みたくなる魅力がある。プレイ時間は短めながら、内容が濃いという印象で、価格ぶんはしっかり楽しませてくれていると思います。
週刊ファミ通1480号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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