デジモンストーリー サイバースルゥース ハッカーズメモリー(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
前作の裏側を描くストーリーが魅力的。新キャラはもちろん、前作キャラとのイベントが多いのもうれしい。共通のマップは多いが、70体以上のデジモンの追加や集団戦、縄張り争いなどの導入により、想像以上に新鮮な気持ちでプレイできた。前作がすべて収録されており、とくに未経験者にはお得感が強い。前作どうしのセーブデータの引き継ぎや本作へのクリアー特典など、経験者に向けた施策も◎。
週刊ファミ通1514号より
マップを始め、前作からの流用部分が多く、すごく新鮮味があるというわけではないが、新規のデジモンや“ドミネーションバトル”などの新要素を加えつつ、新たな物語が楽しめるのはうれしい。本作も物語がおもしろく、デジモンの収集と育成も相変わらずハマれるので、没頭して遊べます。前作をまるごと収録するだけでなく、本作からの追加要素や調整が施された部分が反映されているのもありがたい。
週刊ファミ通1514号より
“大人向けのデジモン”というコンセプトを見事に反映した作品世界や、遊び勝手のいいシステムはそのままに、アンチヒーローを主人公に据えた視点が新鮮。新要素は少なめながら、すでに完成され、プレイフィールも向上した安心のシステムで、新しい物語を楽しめます。視覚化された電脳空間とリアルな東京の街を行き来する構成や、デジモンの収集と育成に没頭できる設計に、再び夢中になれました。
週刊ファミ通1514号より
前作の物語世界を“暗躍するハッカー”の立場で体験、ということで、より非合法かつアンダーグラウンドな面が強調されています。現実とネット世界の切り換わりの演出など、いくつかの些細な部分でユーザー体験での物足りなさを感じました。とは言え、デジモンを徹底的に育て上げる楽しさは健在。クロスセーブ対応や、前作とデータ共有しつつ同時進行が可能など、遊びかたに幅があるのはいいですね。
週刊ファミ通1514号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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