電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
十数年ぶりの『バーチャロン』だったが、オートロック主体の“スマート”操作のおかげで、すぐにゲームになじめた。チュートリアルが充実しているのもうれしい。流れるような動きを可能にする“トランジション”や、必殺技の“ブースト・ウェポン”の実装で、爽快感が増している。複数の『禁書』キャラの視点でくリ広げられる物語も魅力的だが、欲を言えば、ゲーム内に人物紹介や用語辞典などが欲しかった。
週刊ファミ通1523号より
『禁書』シリーズと『バーチャロン』シリーズのコラボは異色に思えるが、システムと物語はどちらのファンも楽しめるよう工夫されている。新アクションの“トランジション”の活用で、各動作を流れるようにつなげられるので、過去の『バーチャロン』シリーズと比べるとスピーディーで爽快。ポイント制のルールも、試合展開を激しくさせてくれる。が、こうした変化は、従来のファンの好みが分かれる部分か。
週刊ファミ通1523号より
立体的に動き回るバトルの醍醐味は健在。意外なコラボが織り成す物語にも興味津々で、ソロプレイを黙々と進めてしまいました。ツインスティックと似た操作ができない、各キャラの設定が戦闘にあまり反映されていないなど、双方のファンが首をかしげる部分も多少あるかと。ですが、新しい旋回動作“トランジション”や、能力を連想させる“ブースト・ウェポン”などの味つけで、よくまとまっています。
週刊ファミ通1523号より
『禁書』シリーズとの、予想外の相性のよさにビックリ。『バーチャロン』のロボットゆえの無機質な部分に華が加わった印象。専用の必殺技“ブースト・ウェポン”も熱い。肝心のバトルは、ダウンポイントによって勝敗を決めるポイント制と、フィールドを滑るように移動できる〇ボタンの“トランジション”の導入が、スピーディーかつ積極的な攻防を後押し。ボタンが多くてゲージも見やすいPS4版がオススメ。
週刊ファミ通1523号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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