超科学脱出 最果てのクロスアイズ(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
基本システムは前作のものを踏襲。調べて探し出したアイテムを使い、謎を解くという、脱出アドベンチャーでおなじみの流れに加え、過去に干渉する超能力を使ったギミックが特徴的で、それが本シリーズの魅力となっている。初めての人とシリーズの体験者のどちらもが快適に遊べるよう、専門用語解説のオン、オフが選べる作りが○。ボリュームも、500円[税込]という価格設定に見合っていると思う。
週刊ファミ通1475号より
“過去をちょっとだけ変える”能力を使うというギミックがプラスされることで、よくある脱出ゲームにひとひねり加えた内容になっているのがいい。“考える”のコマンドでは、調べた部分ごとにヒントを聞けるのが親切です。アドベンチャーの比重が大きいので、脱出ゲーム部分のボリュームがもうちょっと欲しいと感じる人もいるかな。前2作品で主人公だったふたりの物語が交差するのは、うれしいですね。
週刊ファミ通1475号より
ストーリーに重きを置いた脱出ゲームで、人物や設定はしっかり解説されているけれど、前作の続きになるので、シリーズの経験者向けかな。さまざまな人物の視点から事件を見ていく形だが、同じチャプターでも、メインの話者が移り変わっていくのはちょっと気になった点。脱出ゲームは、超能力を使うのが醍醐味。仕掛けを解くだけでなく、さかのぼって見るべき時間を推理するのもやり応えがあるね。
週刊ファミ通1475号より
超能力を駆使するなど、謎解きの仕掛けが凝っているし、ヒント機能もあって、難度的によいバランス。だが、演出面はやや地味で、艶やかさは薄め。総当たりによる作業感が強く、新しい選択肢が階層構造の深いところに出現するなど、少しわかりにくい作り。タッチ操作も、けっきょく選択肢が出てくるので直感的ではない。全体的に、操作まわりの使いにくさが目立つのが残念。よくも悪くも値段相応。
週刊ファミ通1475号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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