ハイリゲンシュタットの歌(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報

大吉よる
ファミ通公式PlayStation Vita
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7

テーマが音楽だけあって、BGMや歌は最高! 知っているクラシック曲が流れるとテンションが上がります。ストレスフリーで要素のフルコンプができる親切なシステムも高評価。ただ、物語が雰囲気で進むため、つじつまや理屈を求めるタイプには不向きに感じるところも。プレイヤーの好みが分かれるであろう天然な主人公ですが、彼女に対して強気な男性が多いので、これくらいのへこたれなさは必要。

週刊ファミ通1503号より

ジゴロ☆芦田
ファミ通公式PlayStation Vita
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8

音楽をテーマにした物語は幻想的かつロマンチック。恋愛要素の甘みを織り込みつつ、事件の真相に迫る構成にも興味をそそられる。期待通り、音楽には力が入っていて、生演奏のBGMは心地いいし、場面の状況に合わせて複数の楽器の音がスムーズに重なっていく演出などが、物語への没入感を削ぐことなく、臨場感を高めています。フラグ状況を変更可能な“章選択”の機能などもあって、プレイしやすい。

週刊ファミ通1503号より

梅園ウララ
ファミ通公式PlayStation Vita
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8

何と言ってもストーリーがすばらしい。主人公と相棒のソプラノとの掛け合いに始まる、乙女ゲーらしからぬコメディー要素で笑わせる一方で、不思議な世界設定や登場人物たちの謎が結びついていく真相ルートは、驚きと感動に満ちていました。生演奏によるBGMは、その鳴らせかたも技アリで、グッときてしまう。サブキャラたちも味がある面々が揃っていて好印象。攻略しやすいシステムなのも◎ですね。

週刊ファミ通1503号より

菅谷あゆむ
ファミ通公式PlayStation Vita
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8

魅力的なキャラクターが多く、どのルートも全員が絡むので、にぎやかな会話劇が楽しめます。武器を手に戦ったり、主人公の想いに触れて長年の葛藤が解けるなど、根底はシリアスで胸に迫る物語ですが、クセの強いギャグが満載なので、あっけに取られることも。場面展開が急だったり、設定がやや曖昧に感じる部分もあり、気持ちが宙ぶらりんになることもしばしば。音楽と描き込まれた背景が美しい。

週刊ファミ通1503号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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7.7

美しい音楽に溢れる世界を舞台に、ごくふつうの少女リートと話題の楽団“シャル王立楽団”で活躍する5人の青年たちが、街で頻発する“音の喪失事件”の謎に迫っていく。

発売日
2017年9月28日
価格
5,800 円+税
ジャンル
アドベンチャー
メーカー
文化放送エクステンド
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