大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
シリーズでおなじみの探偵パートと法廷パートに加え、“共同推理”や“陪審バトル”による“新しい『逆転裁判』”が楽しめる。前作では、一部の謎や伏線が明らかにされず、少しモヤモヤさせられたが、それらが一気に解決、回収されるので、大きなカタルシスが得られます。とくに、第3話以降の怒涛の展開からは目が離せない! 前作を遊んだ人は、ぜひ本作もプレイして、「ナルホド!」と感心してほしいです。
週刊ファミ通1495号より
状況が何回もひっくり返る裁判の行方にハラハラしつつ、“ムジュン”を見つけ出して切り崩す定番の展開に、グイグイ興味を惹きつけられます。活き活きと動く個性的な登場人物は健在だし、ホームズの超推理を軌道修正する“共同推理”も、3Dのグラフィックを活かした謎解きになっていてグッド。目新しいシステムが見られないのはちょっと残念だが、前作で明らかにされなかった謎に迫るのはいいですね。
週刊ファミ通1495号より
現場検証や聞き込みといった捜査に加え、法廷で証言ひとつひとつに耳を傾けて真実を導き出す、シリーズの醍醐味は健在。目立った新要素の追加はありませんが、すでに有罪票を投じている陪審員の説得には、相変わらずハラハラさせられます。基本的に1話完結で、予備知識なしで楽しめますが、前作と深い関わりのあるエピソードもあり、物語を存分に味わうには前作のプレイ体験が推奨と感じました。
週刊ファミ通1495号より
上質なBGMと、要所で大胆に飛び出す3D立体視が、見得と勢い重視のゲーム展開を盛り上げます。指摘や証拠品の提示が、意外な形で功を奏したときの痛快さは、やはりいいですね。メインの物語が前作をベースにして進むことに対する納得感さえあれば、終盤で明かされる真相に、気持ちよく驚愕できるでしょう。データのロードにひと手間かかる点と、文章のスキップ速度の遅さは、少し気になりました。
週刊ファミ通1495号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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