V!勇者のくせになまいきだR(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
食物連鎖による生態系の制御が攻略の肝となる点や、コミカルなノリは変わらないが、見下ろし型のリアルタイムストラテジーへの移行による印象の変化が大。目の前に広がるマップがジオラマのようで、その上をチョコマカと動くモンスターや勇者たちを眺めるのが楽しい。指示出しが直感的かつわかりやすく、シリーズ初心者でも遊びやすくなった反面、シリーズ過去作の尖った魅力は少し薄れたかな。
週刊ファミ通1506号より
テーブル上で動く魔物や勇者たちを眺めながら、マップを魔界化していく工程がおもしろい。舞台が地下から地上になったことによる新鮮味も。食物連鎖を考え、魔物の生態系のバランスを取るのはたいへんだが、難しさや複雑さは感じずに遊べます。魔王がよくしゃべり、ムスメも隣りへ来て話し掛けてくるなど、同じ部屋にいる空気感もいい。ボリュームはやや控えめながら、誰でも気軽に楽しめる作り。
週刊ファミ通1506号より
「なんでVR?」、「なんだか複雑そう」という先入観は、実際に遊ぶとたちまち払拭されました。下界を箱庭のように掌握し、簡単操作で悪の限りを尽くす破壊神を気取れるのはVRならでは。魔王たちとアジトにこもり、悪だくみをしている空気にも浸れます。魔物の生態系をただ見守る楽しさと、タワーディフェンス的な忙しさとのバランスが絶妙。1ステージあたりの長さが適切で疲れにくいのもよかった。
週刊ファミ通1506号より
迫り来る勇者を撃退するだけでなく、敵の城に攻撃を仕掛けるというシチュエーションは単純におもしろく、眼下に広がるフィールドが世界を牛耳ってるような気分をより盛り立ててくれるかと。シリーズ過去作に比べるとやさしめで、遊びやすさに重きを置いているように感じます。ただ、俯瞰でフィールドを見下ろすことに慣れてくると、VRならではという要素がちょっと薄くも感じられました。
週刊ファミ通1506号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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