桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
“キングボンビー”などのデザインが一新されたことにより、長年のシリーズのファンは、最初こそ少し違和感を覚えるかもしれないが、新鮮な気持ちでプレイできるとも言える。ゲーム内容自体は、いつもの“おもしろい『” 桃鉄』なので心配は無用だし、“震災復興イベント”や新名産怪獣といった、本作ならではのアレンジも○。ローカル対戦時に、設定したブーイングをLRボタンで呼び出せるのもいいですね。
週刊ファミ通1463号より
何はともあれ、こうやって年末に新作の『桃鉄』が楽しめるというのは、ファンにとってはうれしい限り。おなじみの“増資システム”がなくて、キャラのイラストもリニューアルされていたりもするものの、『桃鉄』の根本的な魅力や楽しさは変わらない印象。ソフト1本あれば、ローカルプレイで4人まで“3年決戦!”が楽しめる施策もありがたい。たまに、読み込みでテンポが崩れるのは、少し気になったけど。
週刊ファミ通1463号より
シリーズ過去作で完成された根幹はそのままに、時代や世相を反映した味つけがさすが。3DSを持ち寄ってのマルチプレイは、その準備に若干のハードルの高さを感じましたが、ひとつの画面をみんなで見ながらワイワイ遊ぶ据え置き機版と、ほぼ同様の感覚で盛り上がることができます。ひとりプレイにも夢中になれ、全国の物件を買い占めることを目標に、ゲーム内時間で100年間延々と遊べるほど。
週刊ファミ通1463号より
サイコロ運と、おじゃま系カードを使う(または使われる)ちょっとしたタイミングで、ヘヴン状態と地獄気分を行き来できるゲーム性は、まさに『桃鉄』。ゲストキャラが登場するイベントの種類が多く、くり返し遊ぶうえでのモチベーションにもなります。“キングボンビー”関連の演出がクドいなど、トータルのゲームテンポはもうひとつですが、時間を気にせずローカル対戦で遊ぶぶんには、問題ない範囲です。
週刊ファミ通1463号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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