シャンティ -リスキィ・ブーツの逆襲-(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
シリーズ2作目の移植作で、2015年にリリースされた第3作『海賊の呪い』と同様、良質な横スクロールアクションに仕上がっている。好評だったドット絵のクオリティーの高さや、躍動感があるキャラの動きなどは、本作でも健在。ステージ構成やギミック、パターンを見つけ出して攻略するボス戦など、全体的に、よくも悪くもひと昔前風の作り。ライトユーザーよりもコアゲーマーが好みそうな内容です。
週刊ファミ通1450号より
かわいらしいデザインのキャラと、滑らかな動きを見せるドット絵のグラフィックが魅力的。変身のダンスで探索範囲を広げていく作りも楽しめる。“ジャンプ・パッド”で手前と奥のラインに移動できる仕組みは、マップに奥行き感が出ていいが、マップのつながりがやや複雑に思えるかな。地図をワンボタンで見られないのもちょっと面倒。ゲームを進めるためのヒントが、もう少し欲しいと思う場面も。
週刊ファミ通1450号より
引き伸ばされた画面や、キャラのイラストとのギャップもあってか、ドットが粗く見えるけれど、すぐに慣れました。変身能力を駆使して隠しルートを進んでいくなど、ダンジョンの構成はやリ応えあり。ただ、ストーリーパートで、人物名の表示がなくて、誰なのかがわからず、前作を未経験だと困惑したり、マップを開くのにも手間が掛かるなど、もどかしい部分が多く、ちょっともったいない感じです。
週刊ファミ通1450号より
海外で人気を誇る『シャンティ』シリーズの、2作目の移植版。1作目が国内でリリースされておらず、前作を知らないと物語展開がややわかりにくいのは難。ニンテンドーDSiウェアがベースということもあり、据え置き機だと粗いドット絵になってしまい、見た目に残念。とはいえ、アクションゲームとしての完成度は非常に高く、特殊能力を手に入れるごとに遊びの幅が広がる、やり込み甲斐のある作り。
週刊ファミ通1450号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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