AKIBA’S BEAT(アキバズビート)(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
オタクの街・秋葉原で展開される、“妄想の侵食によってくり返される日曜日”というコンセプトがユニーク。戦闘は、キャラ固有のBGMに切り換わって、敵をボコボコにできるイマジンフィールドが爽快でよかった。街の移動時に、エリアごとのロードが頻繁に入り、その回避のためにマップでイベント地点を確認→マップジャンプ、をくり返すことになりがち。秋葉原の探索を満喫できないのは残念でした。
週刊ファミ通1462号より
秋葉原のマップは、実在の店や風景にかなり似せて作られていて、実際の街並を知る人ならニヤリとできる。ただ、エリアをまたぐたびにロードが入るうえに、短めのイベントと移動をくり返す合間に頻繁にデータを読み込むのは、興を削がれがち。スキルを織り交ぜながら攻撃する戦闘はなかなか爽快で、歌の盛り上がりに合わせて能力が強化される“イマジンフィールド”などは、テンションが上がるね。
週刊ファミ通1462号より
秋葉原のお店の外観はバッチリ再現されているものの、『AKIBA'S TRIP』のような実名コラボがあまりないのが寂しい。もっと自由に歩きたいけれど、歩行者天国じゃなかったり、エリアの移動でロードが入るのももどかしい。バトルでのアクションは、出の速さゆえに、まだ最大コンボ数が少ない段階では手持ちぶさたに感じることもあるけれど、歌が流れる特殊モード中は、そのぶんスカッとしますね。
週刊ファミ通1462号より
『AKIBA'S TRIP』シリーズと同様に、秋葉原の文化やムーブメントをテーマにした作りはおもしろい。ただ、ゲーム序盤から、同じ場所を行き来してのフラグ立て感が強く、3Dで作り込まれた秋葉原の街を活かしたギミックも少なめなので、結果、ファストトラベルを使いがち。バトルは軽快で心地いいのだが、攻防の駆け引きが薄く、ボタン連打の力押しに。グラフィックやモデリングももう一歩という印象。
週刊ファミ通1462号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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