クランク・イン(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
“中学編”と“青年編”で、キャラの成長や変化が感じ取れるのと、攻略対象キャラの好感度のほかに、主人公の女優度を上げる必要もあるのがポイント。それ以外は、乙女ゲーとしては比較的オーソドックスな作りだが、オプションを開くたびに甘いボイスが流れたり、条件を満たすと新たな視点シーンが開放されるなど、ファン向けの要素をしっかり導入。演出面で、目パチや口パクがあれば、もっとよかった。
週刊ファミ通1499号より
青春を感じさせる爽やかな“中学編”と、成長してからの“青年編”の2部構成に興味を惹かれます。好感度や“女優度”の上昇がわかりやすいし、チャートで各場面からプレイを始められ、ルート回収をスムーズに行えるのが便利。進行がやや駆け足気味で、もっとじっくり物語が描かれていたら、大人になってからがさらに感慨深いものになったかな。青年編でも、もうひと山くらい盛り上がりがあれば、とも。
週刊ファミ通1499号より
“中学編”は、青春ストーリーの中にもドキッとする場面が盛り込まれています。時を経て、大人になった彼らが“青年編”で見せるギャップや、逆に変わらないところ、抱える苦悩などさまざまな一面が見られるのもたまらない。話の流れで、映画製作のことが自然に学べるのもいいね。チャートは、分岐に必要なフラグの有無がわかりやすくて便利。欲を言えば、バックログなどもワンボタンで呼び出せれば。
週刊ファミ通1499号より
“中学編”と“青年編”に分けることで、攻略対象が抱える葛藤がさらにミステリアスな雰囲気を醸し出していて〇。クリアーごとに新たな視点が増える仕様はおもしろいが、最初からそれを知っていたら、もっと彼らに愛情が湧いた気も。主人公の演技に対する考えや、彼らの映像に懸ける熱意などがもう少し丁寧に描かれていたら、なおよかった。ルートの多くで本筋の物語が重複して、プレイが食傷気味に。
週刊ファミ通1499号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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