クロバラノワルキューレ(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
藤島康介氏のデザインによるキャラが魅力的で、ゲーム中でもうまく再現されている。ランダムで仲間のひとりが裏切り者になり、“面談”で探っていく展開もおもしろい試み。バトルは、敵の行動順をいかにして遅らせるかを考えるのが楽しい。ほかにもシステムがてんこ盛りで、プレイヤーがこだわったぶんだけ奥深い遊びかたができるが、もう少しポイントを絞って整理したほうが遊びやすかったかな。
週刊ファミ通1443号より
ヒロインの中から裏切り者が出る物語は興味をそそられるし、プレイごとに裏切るキャラが変わるのも、周回プレイに変化をつけている。コンボを作る仕組みがもっとわかりやすいとよかったが、戦闘では、攻撃をうまくつなげて敵に行動順を回さず倒したり、ガードブレイクから強力なコンボを叩き込むのが爽快。戦闘の演出のスキップやセーブポイント間の移動など、テンポよく進行できる作りが快適。
週刊ファミ通1443号より
人物の表情の細やかさや自然な仕草にハッとさせられます。みんな魅力があって、サブイベントも楽しいし、人格分裂時にはその豹変ぶりにドキドキ。裏切り者を探す“面談”では、質問回数の制限でいい緊張感が漂います。バトルやカスタマイズシステムは、詰め込み気味の印象もあるけど、オートプレイが快適でザコ戦はサクサク。戦闘中の衣装破損以外にも、ほんのりお色気イベントが華を添えています。
週刊ファミ通1443号より
戦闘は、敵の動きを封じ続けて、自分が一方的に行動できる戦法を模索するのがおもしろい。武器やコンボなどのカスタマイズも幅広く、やり込み甲斐あり。ただ、工夫が楽しく感じるまでの導きが少ないので、より親切なガイドがあるとよかった。お気に入りのキャラを“面談”で疑ったり、人格分裂で裏の顔が見えたりと、ヒロインとの関係性もドキドキもの。粗さもあるが、光る魅力を秘めた1本です。
週刊ファミ通1443号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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