登場キャラが全員女の子と、振り切ったアプローチが潔い。バトル部分はしっかり『メダロット』しており、シンプル操作ながらもアツいバトルが楽しめるところや、カスタマイズやメダルの強化といったやり込み要素は健在です。本作ならではの部分では、必殺技でトドメを刺すと女の子の服が破ける演出が楽しい。バトル前のロードが短くなり、女の子のボイスがもっと入っていたら、さらにうれしかった。

週刊ファミ通1422号より

1キャラの話は短めだが、大勢の女の子が登場し、それぞれの視点で物語を楽しめるのがいい。各ボタンがパーツに対応した操作はわかりやすく、カスタマイズで戦術が大きく変わるのはおもしろい。エフェクトが派手すぎて、混戦時に状況が把握しづらい点は少し気になる。必殺技で衣服を吹き飛ばすのは、つい狙いたくなるが、味方にジャマされるとイラッとするので、簡単な指示などができるとよかったな。

週刊ファミ通1422号より

優勝するまでのストーリーを、女の子それぞれの視点で体験することで、さまざまなメダロットに触れる機会を持てるのがいい。シナリオのクリアー後もデータを引き継げるのはうれしいね。サバイバル形式のやり込みモードも充実。メニュー画面の切り換えなどで、若干ロードが多く感じられるが、バトルのほうはスピーディー。衣服が破れる演出やご褒美イラストなどもあり、従来作よりもお兄さん向け。

週刊ファミ通1422号より

さまざまな新要素やチャレンジが盛り込まれ、『メダロット』シリーズのスピンオフ作品としては◎。だが、肝心のアクションが大味で、触り心地がもうひとつ。テンポを損ねている細かいローディングや、全体的に重くて若干のタイムラグがある操作感も気になったところ。バトルの演出も弱く、やや地味な印象。それ以外の、パーツのカスタマイズの楽しさや、一発逆転の爽快感などはいいだけに、惜しい。

週刊ファミ通1422号より