セバスチャン・ローブ ラリー EVO(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
世界ラリー選手権で前人未到の9連覇を成し遂げた、ローブ自身のキャリアを追体験できるのがいい。収録車も、歴代WRCに登場した車種だけでなく、ヒルクライム専用車もあるのはうれしい。レース部分は、単独走行イベントでのコースレイアウトが序盤から高難度だったり、レースイベントで敵車が積極的に接触してくるなど、初心者の壁は高め。フレームレートが低い点も惜しい作品だと感じた。
週刊ファミ通1423号より
コースには臨場感があり、コ・ドライバーの指示を頼りにコーナーをクリアーしていくのは、スピードとスリルが体感でき、ラリーの魅力がよく表れている。幅広い設定項目により、多彩なプレイヤーに対応しているが、基本的には慣れた人向けのバランス。ローブのキャリアを追体験するモードでは、各レースに挑戦できるほか、本人が歴史を振り返りながら語る映像がたっぷり収録されていて、見応えあり。
週刊ファミ通1423号より
雪上ありダートありの変化に富んだ路面や、ペースノートを頼りに長距離に挑む点など、PS4で初の本格的なラリー体験に価値を感じる。開催国ごとに異なる景色を進むのが特色の競技だけに、グラフィックにはもう少し臨場感が欲しかったところ。コ・ドライバーの指示で走るのは、ユニークだがなかなか難しく、実践的なチュートリアルがあればベターでした。WRCで活躍した国産車の登場がうれしい。
週刊ファミ通1423号より
ダート、アスファルトともに、走っているときの感触は良好。アシストをオフにすると、かなりシビアなコントロールを要求されるなど、プレイヤーの腕に応じた設定が可能。コ・ドライバーのナビゲーションなど、走行時の臨場感はかなりよく出ているので、ヘッドホンをしてしっかり味わうのがオススメ。モードやコースによってはロード時間がけっこう長かったりする点は、少々残念に感じます。
週刊ファミ通1423号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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