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灰鷹のサイケデリカ(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報

菅谷あゆむ
ファミ通公式PlayStation Vita
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8

ああ、どのエンディングにたどり着いても切なさをともなって苦しい。プレイヤーの想像力をかき立てる余地のあるドラマが秀逸で、キャラクターの紳士的な振る舞いや、よく動く演出と相まって、言葉では表現し尽くせない、彼らの確固たる想いが心にズシンと響きます。恋愛要素は前作よりも微糖で哀切。マップ探索はおもしろい要素ですが、仕様上、ゲーム世界から現実に引き戻される感があるのは残念。

週刊ファミ通1451号より

ジゴロ☆芦田
ファミ通公式PlayStation Vita
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8

胸を締めつけられるような物語は引き込まれるし、プレイ後に余韻が残る結末も大きな魅力。幻想的な世界観に合ったグラフィックと音楽も○。フローチャートは、分岐が確認できるほか、各場面に飛べるのが便利で、チャートを埋めていく楽しみもある。前作から舞台を一新し、新規ユーザーでも楽しめるストーリーながらも、プレイ済みの人は前作とのリンクを感じられるような仕掛けがあるのもうれしい。

週刊ファミ通1451号より

くしだナム子
ファミ通公式PlayStation Vita
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9

ステキなキャラに切ないドラマ、システムや演出が良質で、ノベルゲームのひとつの完成形とも言えそうな仕上がり。謎めいた幻想世界を、納得のいく結末や真実にたどり着くまで、思う存分さまようことができます。街の探索は、似た話が続いたりもしますが、世界を少しずつ理解できる仕組みであり、断片的な記憶がエピソードを導く流れも美しい。動きが感じられるカメラワークもユニークでした。

週刊ファミ通1451号より

戸塚伎一
ファミ通公式PlayStation Vita
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8

舞台が、前作ほど切迫した状況下ではないものの、フローチャートを軸とした、夢幻泡影の物語世界の居心地は、十分に楽しめます。男装主人公の身の上話や恋愛模様も、新鮮な味わい。結末のカタルシスは、前作のプレイを含め、より掘り下げて味わうほどに、ハッピーにしろバッドにしろ大きなものとなるでしょう。後ろ姿の立ち絵も駆使しての場面演出は、やや過剰気味ながら、見どころも豊富です。

週刊ファミ通1451号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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8.2

“魔女の証”である赤い眼を持つことから、男として育てられた主人公。鷹と狼の一族の勢力がぶつかる街を舞台に、街に隠された魔石とみずからの出生の秘密に迫っていく。

発売日
2016年9月29日
価格
6,300 円+税
ジャンル
アドベンチャー
メーカー
アイディアファクトリー
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