簡単操作で多彩なショットが打ち分けられ、誰もがテニスのダイナミックな攻防を手軽に楽しめるという、シリーズの魅力は本作でも変わらず。ジャンプショットや巨大化などの新要素も、本作ならではの特徴になっている。価格がフルプライスより若干安いが、“キノコカップ”などでおなじみのトーナメントがないなど、モードの少なさは気になった。モチベーションを高める工夫がもっと欲しかったな。

週刊ファミ通1416号より

操作が簡単なほか、チャンスショットを打てるエリアと、そこで押すべきボタンが表示されることもあって、誰でもすぐに遊べる作り。ジャンプして打つ“ウルトラスマッシュ”も気持ちいい。“メガバトル”では、キャラが巨大化して強化されるのがいいスパイス。ただ、いずれのモードもあっさりしていて、対戦ツールやパーティーゲームとしては申し分ないが、ひとりで遊ぶにはややコンテンツ不足に感じる。

週刊ファミ通1416号より

コート上に表示されるガイドの通りに操作すれば、スライスやロブ、ドロップショットなどが簡単に打ち分けられるので、ラリーが楽しくなる。欲を言えば、ショットごとの練習や解説モードがあるとよかった。キノコで体が大きくなる“メガバトル”は、ボールとの距離感がつかみにくくなるけれど、振ればまず当たるスイング範囲の広さ。ボディショットで元の大きさに戻すという戦略もあっておもしろいです。

週刊ファミ通1416号より

テニスの駆け引きのおもしろさが大いに楽しめるシステム。キャラが巨大化する“メガバトルモード”は、見た目にもユニークで、パーティーゲームとして○。カジュアルに遊びたい人と、本格的なテニスの醍醐味を楽しみたい人の、どちらも満足できる幅の広さがある。ただ、コンテンツは非常にシンプルで、純粋にテニスそのものを楽しむような作り。プレイのモチベーションを保つ要素も少なく感じられた。

週刊ファミ通1416号より