よるのないくに(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
秀逸なデザインに加えて、それぞれが宿命を背負った、ふたりの少女の存在が最大の魅力。少女どうしの結びつきや心の葛藤が描かれ、ときには魅惑的な衣装になったりと、その手のシチュエーションが好きな人にはたまらない内容。“従魔”の召喚と育成、武器チェンジ、変身など、システムが多彩で遊び応えがある。複数の敵味方が入り乱れるバトルは、状況の把握がたいへんだが、にぎやかで楽しい。
週刊ファミ通1399号より
“従魔”を連れ、従魔バーストを活用してのバトルは、派手で気持ちいい。デッキグループの切り換えや、同時に変身時のフォームを変えられるほか、武器の変更など、状況に応じて多彩な作戦を取れるのがいい。敵と同じ姿の従魔を連れていると、パッと見で敵味方を見分けづらい点は気になるかな。キャラの美しさや物語の雰囲気は魅力的で、少女たちの美麗さを堪能したい人には据え置き機版がオススメ。
週刊ファミ通1399号より
女の子どうしの一途な愛が前面に押し出されていて、ビジュアルも眼福もの。若干、演出面で惜しい部分が見られるものの、運命に翻弄される少女の物語は甘く切ない。主人公の動きはスピード感があり、変身すれば豪快に戦えます。お供の“従魔”たちはにぎやかで、行動指示も簡単に出せるし、技も比較的頻繁に使えるところもいいね。従魔を集める楽しみもあるが、欲を言えば、名前は自由につけたかったな。
週刊ファミ通1399号より
“従魔”と呼ばれる仲間に指示を出しながら戦う共闘感が心地いい。だが、ボス戦では攻防の駆け引きが味わえるものの、ザコ敵との戦いは比較的力押しでなんとかなってしまう印象で、従魔への指示出しや入れ替えなどの必要性が感じられにくかった。物語の展開がゆったりしていて、従魔がなかなか増えにくいというもどかしさも。従魔のカスタマイズやデッキ構築の戦略性など、やり込み度は高め。
週刊ファミ通1399号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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