ガールフレンド(仮) きみと過ごす夏休み(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
よくあるタイプの恋愛アドベンチャーがベースだが、背面タッチを含むタッチ機能やマイク機能など、PS Vitaの特性を活かしたシステムが盛り込まれている点がいいですね。特定のイベント限定となるけれど、女の子が自然でなめらかにアニメーションするLive2Dや、耳元や背後から女の子の声が聞こえるバイノーラル録音も◎。発売後に、9人目のヒロインが無料で追加配信されるのもうれしい。
週刊ファミ通1406号より
ガールたちのいる場所を訪れて好感度を高めていく、シンプルでわかりやすい作り。Live2Dによる動きのあるシーンや、バイノーラル録音で収録されたボイスが聞ける場面は、臨場感があっていい。ただ、イベント時以外の会話のパターンが少なく、1周のプレイで何度も同じ会話を聞くことになってしまうのには、興が削がれる。1ルートが短めということもあり、ややボリューム感に欠ける印象だった。
週刊ファミ通1406号より
スマホ版とはまったく異なるシステムでいて、このタイトルに非常にしっくりくるゲームスタイル。早くも冬休み編などの続編に期待してしまいます。サブキャラの存在感も○。攻略対象を変えて、何度も楽しめる作品だけに、初回のプレイ時にも、ガールと同じ話がくり返されることがあるのは残念。待望のフルボイスには大満足ですが、通常の立ち絵もLive2Dで楽しみたいというのは贅沢な望みでしょうか。
週刊ファミ通1406号より
フルボイスでしゃべる、選りすぐりのガールたちと、平穏な日常を送れるだけで、ファンは安らげるはず。スマホ版やテレビアニメ版に多少なりとも触れていないと、会話内容や場面転換の唐突さに戸惑うかもしれませんが、ここぞという場面のガールの愛らしさは文句なしです。主人公の存在感を徹底的に廃した作りの弊害が、ガールのセリフの不自然さとして出ている点については、少し気になりました。
週刊ファミ通1406号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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