タイトル通り、“THE”がつくほど王道のアイテム探しゲーム。出題方法が3種類用意されているのが独特だが、実直すぎてケレン味に欠ける。高校を舞台に、名探偵に憧れる3人が事件を解決、というストーリーはあるが、ゲーム本編とのつながりがあまり感じられないのは残念なところ。“図鑑モード”は、画像だけではなく集めたくなるような工夫が欲しかった。スコアアタックモードはスリルもあって○。

週刊ファミ通1379号より

乱雑に置かれた物の中から目的のアイテムを探すゲーム性はわかりやすく、没頭できる。探す対象の情報が絵だけでなく、文字やシルエットもあるなど、変化があるのがいいね。ヒントを使える回数のバランスもいい塩梅。ストーリーモードの会話は、やや冗長に感じられる部分があり、もう少しテンポよく読ませてくれるとよかった。スコアアタックはシンプルながら、制限時間があって緊張感がある。

週刊ファミ通1379号より

乱雑に積まれたアイテムの山での宝探しに夢中になれます。書類の上にホットドッグが直置きされちゃうような散らかった部屋の描写は、ユーモアに加え、絵師さんの技術で清潔感さえ漂い、見ていて飽きません。3D表示されたり、別の角度からも探せたりしたら、もっとよかったです。出題を一度に確認できない点は若干不便。主人公がかわいいだけに、ゲームと物語の関連性も、もう少し欲しいです。

週刊ファミ通1379号より

背景への埋もれかたが巧妙なアイテムを発見できたときの“してやったり感”がいいですね。ストーリーモードで展開するエピソードは悪くも人畜無害ですが、たまに挿入されるシチュエーション準拠ミッションがいいアクセントに。ボタン構成が、タッチペン左持ちのプレイスタイルに対応しているのは、左利きとして好印象。ゲームの性質上、視力に自信がない人は、大きめの画面でのプレイがおススメです。

週刊ファミ通1379号より