Chariot(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
ワガママな王様の霊を乗せたチャリオットを、押したり引いたりしながら目的地に導くという、シンプルな謎解きアクションながら、なかなか楽しませてくれる1本。動力をもたないチャリオットを、押すだけではなく、ロープで引き上げたり、ペグで壁に固定することで足場にしたりと、アナログ感覚で謎解きができるゲームデザインが秀逸。また、グラフィックや吹き替えもハイクオリティーです。
週刊ファミ通1375号より
チャリオットを押し引きして運ぶのに悩まされる。とくに高い場所や足場の少ない場所で、ロープの長さを調節したり、たぐり寄せたりしながら移動させるのはたいへんだが、少しずつ先へ進んでいく工程に達成感がある。慣性を利用するなど、運搬にはコツが必要で、操作を体得できるまではやきもきするかな。ステージ中には分岐もあって探索は楽しく、収集物の回収などを意識するとやり応えも増す。
週刊ファミ通1375号より
棺を運ぶというアイデアが新鮮。世界観は明るくて、幽霊の王様もユニークなので、棺を踏み台にしたり、上に乗ってジェットコースターのように下っても、罪悪感を感じずに遊べる。滑らかなグラフィックのおかげで、棺を引き上げるときなど、つられて力んでしまうことも。ボイスのローカライズがきちんとされているのも好印象。お宝や道具の設計図を探したりと、探索要素が盛り込まれているのもいいね。
週刊ファミ通1375号より
チャリオットを運搬するロープを引っ張ったり延ばしたりするほか、ぶら下がる、チャリオットを固定するなど、さまざまなテクニックがあり、プレイ感覚は新鮮。パズルとアクションのバランスもよく、探索ゲームとしての楽しさもある。1ステージが長く、似たようなステージ展開や雰囲気も多いため、間延びしがちな面も。また、ひたすら荷運びを行うため、ちょっと違うアクセントも入れてほしかった。
週刊ファミ通1375号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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