Teslagrad(テスラグラッド)(プレイステーション3)のレビュー・評価・感想情報
おもに磁力を操りながら仕掛けを解いていく、横スクロールのパズルアクション。西洋でもアジアでもない独特のテイストが気になって調べてみると、開発元はノルウェーのチームだとか。それを聞いて納得するほどノルウェーの知識も情報もありませんが、とにかくいろいろと独特です! ゲームとしては、まだまだ洗練の余地が感じられますが、異国情緒を求めて旅立つものまた一考かと思います。
週刊ファミ通1369号より
磁力の引きつける力と反発する力を用いたパズルは、バリエーションが多彩。パズル性だけではなくアクション要素も強く、瞬間移動できびきび動きながらギミックを解くのは、うまくできると気持ちいい。ただ、歯応えのあるバランスながらヒントがほぼ皆無で、シビアなタイミングや素早い操作を要求される場面があったり、ボスが強くてトライアンドエラーが必須など、もう少し救済措置が欲しかった。
週刊ファミ通1369号より
言葉をいっさい使わず、味わいのあるアニメーションと音楽だけで世界観や物語が綴られていく演出が見事。とくに、冒頭の雨のシーンはグッとくるものがあります。塔に入ると印象が変わり、歯応えのある仕掛けがいっぱい。謎解きはかなり難しめで、能力の使いどころを考えさせられる。PS4版とPS3版では、グラフィックに違いはないものの、PS3版はエリアの切り替わり時に読み込みが発生するかな。
週刊ファミ通1369号より
先に進むごとにゲームのルールや世界観が明らかになる、『LIMBO』や『Braid』に代表される雰囲気系アクション。磁力を活かしたギミックはすぐに理解できるが、頭が慣れるまでは、キャラやオブジェがどのような動きをするのかが予測しにくく、かなり悩まされる。難度は高いが、ひらめいたときの爽快感が心地よく、いい意味で“マゾゲー”とも言える作品。かなり歯応えのあるアクションが味わえる。
週刊ファミ通1369号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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