クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)tr.(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
Live2Dのクオリティーが高く、キャラのリアクションがかなり自然で、物語への没入感もアップ。選択肢の文章も、アニメを観た者としては心くすぐられるものばかりで、別な選択だとどうなるのか、周回プレイへの意欲がかき立てられます。バトルがスピーディーさに欠け、近接攻撃が扱いにくいのと、2周目以降での、イベント回収などをサポートする機能がなかったのはちょっと残念に思いました。
週刊ファミ通1381号より
アドベンチャーパートは、キャラが滑らかに動く演出があるほか、新キャラの視点で体験する物語は興味深く、選択肢による分岐でアニメとは異なる展開が見られるのがいいね。会話の流れに合わせて自分で介入するタイミングを考える“トークバトル”のシーンもおもしろい。バトルパートは、ふたつの形態の使い分けや、カスタマイズを楽しめるのだけれど、もっとスピード感や迫力が欲しかったかな。
週刊ファミ通1381号より
活き活きとしたLive2Dの立ち絵や、精細な3Dモデルのパラメイルなど、ビジュアルがとても魅力的。戦闘でのスピード感は、フライトシミュレータのようなリアルさがある反面、アンジュの言う“風のような動き”を実感できないのは惜しい。素直な主人公が超個性的な面々をなんとかまとめようとする構成はポジティブで好感。気になる分岐が多いだけに、2周目以降の攻略での利便性がもう少しあれば。
週刊ファミ通1381号より
美少女兵士たちの、和気あいあい……とまではいかないものの、何かとにぎやかな日常の一員になれるのが魅力。メインストーリーを含めて、テレビアニメを観た人ほど、“そうなり得たかもしれない世界”の意味を実感できるでしょう。戦闘パートは、視点移動の独特な感覚や、スピード感の乏しさが気になるものの、3Dシューティングとしてのムードは十分。巨大ドラゴン退治はテンションが上がります。
週刊ファミ通1381号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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