Outer World(アウター・ワールド) 20th Anniversary Edition(Wii U)のレビュー・評価・感想情報
伝説の“死にゲー”の名に違わぬ不条理さは、もちろん健在! というかそのまんま(笑)。難易度選択で“ビギナー”を選択すると、敵の手数がやや少ない。なんせ、攻撃を一発食らうだけで即死ですから(笑)。そして、本作最大の売りである、ハイレゾ画質のグラフィックとリマスターサウンドは、効果は実感しつつも、それが影響するタイトルではないので、ご愛嬌というところ。伝説に触れたいならぜひ!
週刊ファミ通1366号より
ヒントがなく、手探りでギミックを解いて進んでいく作りはチャレンジ性がある。独特の世界観は、懐かしさはありつつも古くささを感じさせない。難易度選択は、大まかな謎解きには影響ないが、敵の出現数などに変化が見られる。操作性が改善され、不要な部分でストレスが溜まらずに済むのはうれしいね。ハードによる差はほぼないが、細かいギミックがあるので、Wii U版のほうが画面は見やすいかな。
週刊ファミ通1366号より
マニアのあいだでは有名なタイトルで、以前から興味のあったゲーマーには、意義のある復刻ですね。改良されているとのことですが、その理不尽さも含めて、発売当初の雰囲気を体験できる印象。多くを語らず、プレイヤーの想像力を引き出す演出が見事で、謎めいた世界にグイグイ引き込まれます。たとえ完全に行き詰まっても、邪道ながらインターネット検索で突破でき、投げ出さずに済むでしょう。
週刊ファミ通1366号より
アクションゲームとしては、シビアな位置取りや入力タイミングが要求されがちで、爽快感は少なめ。謎解き要素は、決して理不尽ではないものの、直感的とは言い難く、根気強さが必要となります。原作のイメージをストレートに膨らませたハイレゾ画質モードは、ファンなら一見の価値ありですが、場面によっては地形状況が把握しにくくなるケースも。キレッキレのシーン演出は、いま見ても感動ものです。
週刊ファミ通1366号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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