サガ スカーレット グレイス(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
フリーシナリオによる自由度の高さや、レベル制を排除した独自のバトルシステムといった、シリーズの魅力は健在。とくに、技の“閃き”や陣形、“宿星”や“地相”など、多彩な要素が影響を及ぼすバトルシステムは、慣れるまではやや複雑に感じられるものの、やり込むほどに奥深さが感じられておもしろい。全体的に独自性が強いので、ふつうのRPGに物足りなさを感じている人にオススメしたい作品です。
週刊ファミ通1462号より
シリーズの持ち味である自由度が高いフリーシナリオや、独自性のあるシステムなどは、本作でも大きな魅力に。ワールドマップからイベントや戦闘に直接アクセスする仕組みは、こぢんまりとしている感もあるが、ムダを省いて要点が凝縮された作り。戦闘は、タイムラインで情報を確認し、“連撃”を狙って出せるなど、戦略性が高くて考え甲斐がある。ロードでテンポが悪くなっている点は惜しいかな。
週刊ファミ通1462号より
4人の主人公が本当に魅力的で、その選択時のシステムもユニークな試みです。4者4様のストーリーはどれも惹きつけられるし、どう進めてもいい自由さが、冒険のワクワク感を後押し。イベントシーンは、いわゆる紙芝居だけれど、キャラが3Dモデルになっているぶん、もう少し動きが欲しかったところ。バトルは、いかに敵を挟み、“連撃”を出すかに燃えますね。閃く技もバラエティーに富んでいて楽しい。
週刊ファミ通1462号より
あらかじめ敵の行動がわかるバトルや、ほとんどがフィールド上で完結するイベントなど、システムが独特で、非常に尖った作り。読み進めるだけのTIPSはあるけれど、操作しながら学べるチュートリアルなど、プレイヤーの誘導をより親切にしてほしかったという気も。とはいえ、いままでのゲームにはない新鮮なプレイ感覚が味わえて◎。“連撃”の発動など、戦略性の高いバトルは、やり込み甲斐あり。
週刊ファミ通1462号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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