いろとりどりのセカイ WORLD’S END -RE: BIRTH-(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
キャラはかわいいし、背景のグラフィックも申し分なく美しい。BGMやSEなどのサウンドもきちんと作られており、操作感も良好。ただ、世界観やキャラの設定やセリフの言い回しに非常にクセがあり、好き嫌いがはっきりと分かれるように感じる。ストーリー終盤で、思わぬ布石が回収されたりと、よくできたシナリオだとは思いつつ、そこまでプレイを継続できるかが評価の分かれ目になるのも確か。
週刊ファミ通1371号より
やわらかな雰囲気と、ジーンとくるシナリオが魅力的。選択肢は少なく、読む場面がずっと続くため、少々だれる部分もあるものの、チャプタージャンプや巻き戻しなど、快適に遊ぶためのシステムは完璧に揃っている。メッセージ履歴からのシーンジャンプや巻き戻しの際に、読み込みが入らずに瞬時に戻れるのもすばらしい。価格は若干お高めだが、2タイトルぶんまとめて収録されているのはうれしい。
週刊ファミ通1371号より
異世界と関わりのあるヒロインたちと心を通わせる、ファンタジックな物語。複雑な世界設定や、登場人物の謎が明らかになる過程は興味深く読めるが、そこまでの共通ルートは盛り上がりに欠けるかな。文章のクセや強引に思える展開などは、好き嫌いが分かれそう。本編の結末や、サブヒロインのエピソードをフォローしたファンディスクも収録されているのはお得。操作まわりや読み込みも快適です。
週刊ファミ通1371号より
異世界や魔法などをテーマにした世界観はおもしろく、快適なタッチ操作を始め、バックログからのシーンジャンプなど、遊びやすい各種インターフェースも◎。グラフィックや演出も凝っていて、見た目にもいいのだけど、個別ルートに入るまでがかなり長く、加えて物語の緩急が少ないので、間延びしがちに。また、遠回しでわかりにくい言い回しが多いなど、ちょっとクセのある文章は好みが分かれそう。
週刊ファミ通1371号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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