名画と楽しむ大人の間違い探し(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
何の変哲もない間違い探しゲーム。時代ごとに分類された名画を鑑賞でき、それについての豆知識が読めるのは○。同じ絵画で、複数のパターンの間違いが用意されているところもいい。ただ、かなり微妙な違いも多く、上画面と下画面のトーンの差なのか、間違いなのかで迷うのはちょっと閉口。また、細長い間違い箇所に付ける○の位置がシビアで、そこを外すと不正解と判定されるのはいただけない。
週刊ファミ通1350号より
最初は制限時間が短めで、ややきびしく感じられるが、前回のプレイですべての間違いを見つけられなかった問題から出題されるので、くり返し挑戦する意欲が湧き、結果的にテンポよく遊べる。クイズに正解すればヒントの回数を増やせるので、間違いを発見できない場合でも、詰まらずに遊べるのがありがたい。ギャラリーで名画の解説が読めるのもナイス。クラシックのBGMは雰囲気にピッタリです。
週刊ファミ通1350号より
間違い部分の溶け込みかたが自然すぎて、凝視していても見逃してしまうほど。ちょっぴりイジワルな問題もあるけれど、見つけたときの達成感がある。たまに、同じ絵が続いて出てくることがあるものの、プレイごとに間違い部分が変わったりするシステムもいいね。ただ、細かい部分を拡大して見られるとよかった。解説ギャラリーがあるのもうれしい。価格もお手ごろで、息抜きにちょうどいい1本。
週刊ファミ通1350号より
絵画を隅々まで見る機会が少ないこともあり、プレイ感覚は新鮮。絵画の解説もあって勉強にもなる。同じ絵でも“間違い”が数パターン用意されていて、くり返し遊べる作りはいいが、テレビゲームだからこその仕掛けは少なめ。モチベーションを保つ要素もクリアーまでの到達率のみと淡泊。細かいことだが、制限時間が少なくなったときの警告音が“ピンポン!”なのは、正解音のようでややこしかった。
週刊ファミ通1350号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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