ゲームとしては、すごろくがベースで、育成と収集要素がメインというもの。ただ、本作の魅力は、どこまでもほのぼのとしたキャラたちで、ここで過ごす時間はまさに究極の癒やし（笑）。すみっコは、しろくまやぺんぎんといった動物がメインですが、ソースをかけると喜ぶ“とんかつ”などの変化球にも思わず笑ってしまう。脇を固める“みにっコ”キャラも、個性豊かで楽しい。すみっコ観察はハマります。

週刊ファミ通1354号より

愛らしいすみっコたちが、丸っこい3Dモデルで動くのはかわいらしく、見ていて癒される。部屋に違う種類のすみっコが増えていくのもうれしく、研究テーマ達成のために、特定の状況を観察する際に、いろいろな習性などがわかっていくのが楽しい。おでかけで行けるマップは、もっとバリエーションや変化があると、なおよかった。すごろくやミニゲームが単独でも遊べるうえに、対戦もできるのはナイス。

週刊ファミ通1354号より

コロンと丸い、すみっコたちの仕草に癒されます。行動パターンや表情も豊かです。チュートリアルは丁寧で、ほのぼのとした世界観を壊さない語り口も好印象。スゴロクでインテリアを集めたり、彼らの生態を写真に撮って観察日記を完成させるのは、モチベーションにもつながるね。発生するミニゲームはシンプルだけど、遊び応えも十分。すみっコのかわいらしさを前面に押し出した各種演出がニクい。

週刊ファミ通1354号より

ゲーム性はもちろん、デザインの細部まで、全体的に“すみっコぐらし”の作風に合わせた雰囲気のある作りが好印象。キャラの動きやリアクションもよく、見ていて楽しめる。ユーザーの誘導が丁寧でストレスを感じさせない操作性は秀逸。ただ、細かい配慮にこだわりを感じるが、ゲームの展開的にはルーチンワークになってしまうのは残念。細かいローディングが多く、テンポが崩れがちなのも気になった。

週刊ファミ通1354号より