ヒーローバンク2(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
少年向けコンテンツではあるが、ゲームとしての完成度やバランスがとても高く、大人でも十分に楽しめるデキ。正直なところ、昭和テイスト満載のキャラとコテコテのストーリー展開に少しヒキ気味のスタートでしたが、気づけばバトルのおもしろさにのめり込み、“やめられない止まらない”状態に。おひねり(お金)を拾いながらのバトルは、新規に導入されたツープラトン攻撃などにより完成度もアップ。
週刊ファミ通1355号より
バトルがタッグマッチになったことで、スタミナの管理のほか、特性や属性の異なるヒーロー着の使い分けなど、戦略の幅が広がっている。また、同じキャラを連続でバトルに出すと調子が下がるため、自然に全キャラを使って育てたくなる調整もナイス。日本全国を巡り、地域色のある個性的なキャラと戦っていく展開はおもしろく、仲間との絆を感じさせる物語もアツい。誘導も丁寧で、テンポよく遊べる。
週刊ファミ通1355号より
独創的なバトルは、タッグマッチの採用で戦略性が向上。ミツオやフクタも活躍できる、使用キャラが偏らない工夫がいいですね。コマンド入力のほか、タッチペンでの必死の操作でピンチをしのぐといったアクション要素が、起伏に富んだ戦いを演出。このシステムを使ったプロレスゲームを遊んでみたい。物語の進行は、自由度が低い印象も受けますが、47都道府県を着々と制覇していく達成感は◎。
週刊ファミ通1355号より
何はさておきまずバトル、という泥臭い展開が、ギャグ多めの物語にマッチしています。各ヒーロー着固有のアクションも見た目におもしろく、収集や強化のモチベーションになります。フィールド移動から会話パートへの切り換え時や、前作から要素が大幅に増えた戦闘シーンの際に、多少のテンポの悪さを感じるものの、ゲーム全体を通じてお金をジャリンジャリン稼ぐ感覚を味わえるところは痛快です。
週刊ファミ通1355号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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