地球防衛軍2 PORTABLE V2(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
よくも悪くも、相変わらずB級テイストが満載。とにかく大量に湧いてくる巨大生物の強さは見掛け倒しだが、見た目の迫力は十分で、まさに往年のB級映画のよう。これにチープなグラフィックとカメラワーク、強すぎる武器が加わって構築された独特のバランスは、まさにB級ゲームとしての楽しみが詰め込まれている。チュートリアルがいっさい用意されていない部分については、やや不満が残る。
週刊ファミ通1357号より
新兵科の“エアレイド”は、空爆を要請しての強力な攻撃がうまく決まると爽快。ただ、攻撃地点を指定するために投擲する発煙弾の、位置調整の加減がやや難しいので、おおよその落下点がわかる仕組みがあるとよかった。粗削りなところが残ってはいるものの、細かいことを考えずに敵を蹴散らして楽しめる爽快な作りは、夢中になれる。オンラインでの協力と対戦プレイが可能になったのはうれしい。
週刊ファミ通1357号より
いきなり画面が大量の巨大生物で埋め尽くされる展開は、操作に慣れるまで段階を踏ませてほしいと思う反面、絶望感の演出としては最高。ゲームバランスは、ソロプレイだと涙目ですが、共闘だと、人数に応じて敵の強さが補正されたとしても、“ひとりが敵をおびき寄せて仲間が空爆”など、戦術面で優位に立てそうなので、ちょうどいいかな。PS Vita版なので、高水準のグラフィックで遊びたかったです。
週刊ファミ通1357号より
ステージ構成がマンネリで、グダグダな展開になりがち……など、シリーズ固有の特徴は相変わらずながら、“巨大かつ大量の敵にグイグイ迫られる絶望感を満喫できるお手軽アクション”としての魅力は本作でも健在。操作スタイルのカスタマイズ項目が豊富で、とくに、タッチスクリーンによる精密な照準操作はクセになります。間接攻撃に特化した新兵科“エアレイド”によるソロ攻略もやり甲斐あり!
週刊ファミ通1357号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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