脱出アドベンチャー 終焉の黒い霧(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
謎解きは、クセをつかんでしまえば自力で解決できるくらいの、ちょうどいい歯応えの難度。グラフィックやサウンドは価格なりのものではあるが、写メやメモを取り、ゲーム画面を交互に見比べながら行う謎解きは、十分に楽しめる。高望みになるのかもしれないけれど、自由度の低さはやはり気になるところ。最終ヒントがほぼ答えなので、どうしても解けない場合でも先に進めるのはありがたいです。
週刊ファミ通1345号より
謎は解き応えがあるが、ピンポイントで隠し場所を探すような理不尽さがないので、解けたときに達成感があってスッキリする。一度わかったと思わせておいて、そこからさらにひとひねり加えられているのが絶妙でニクい。ヒント機能は、段階的に教えてくれるのが親切。何かと何かを照らし合わせる場面が多いので、スクリーンショット機能が欲しくなる。物語の概要を振り返れたら、さらによかった。
週刊ファミ通1345号より
学園の七不思議、陰謀説、秘密道具、少年探偵など、小〜中学生時代に空想していた世界の凝縮が魅力的。お小遣いで買えて、内容で競合するジュブナイルとも釣り合いの取れた価格は完璧。謎解き要素は、暗号解読に脳トレ、アクションパズルにマインスイーパーとミニゲームのオンパレードで、物語的にはやや強引ですが、分解といったプロセスも含めて飽きさせない。希望が見出だせるラストの余韻も○。
週刊ファミ通1345号より
ときにメモ取り、ときに本気の図形パズル解きが要求される脱出ゲームパートは、ヒントを段階的かつペナルティーなしで参照できる親切設計。過去シリーズ作からの流れや伏線ありきのストーリーは、初見では唐突さが否めませんが、脱出ゲームをくり返す動機づけには十分な展開と盛り上がりを見せます。バックログ表示など、ちょっとしたシステム系操作をタッチスクリーン上で直接行えるのはいいですね。
週刊ファミ通1345号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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