ボーダーランズ プリシークエル(プレイステーション3)のレビュー・評価・感想情報
FPSをベースに、独特の突き抜けた世界観を組み合わせた本シリーズは、本作でも相変わらず魅力的。宇宙空間をメインにしているため、戦闘がもっさりとした印象を受けるが、ブーストやスラム、ジャンプ中の射撃といったといった新操作を使いこなせるようになると、それがいい方向に激変。個人的には、『2』の正統進化という意味で楽しめたが、ビジュアル面などに大きな違いがないのは寂しい。
週刊ファミ通1354号より
重力が小さい月でのアクションは、高いジャンプや酸素ゲージを使ってのブーストなど、フワフワした操作感が味わえる。それ以外の基本となるシステムは、前作から大きな変化は見られないが、キャラの育成やハック&スラッシュの要素は安定のおもしろさ。味のあるグラフィックで描かれる世界観や演出も、相変わらず魅力的。場面によっては、つぎに何をすべきかがややわかりにくいことがあった。
週刊ファミ通1354号より
月面を、浮かぶような感覚で歩くのがおもしろい。キャラもそれぞれ個性がハッキリしており、とくにロボの“Claptrap”は、動きもしゃべりもハジけていて楽しい。シリーズのファン向けではあるけれど、知らなくても入り込める作り。武器の収集もやり込み甲斐があるね。たまに、敵や味方が妙な動きをするのが気になる。オンラインは、すぐマッチングできるけれど、相手を詳細に絞り込めればよかったな。
週刊ファミ通1354号より
二段ジャンプや酸素の概念など、新要素が盛り込まれているものの、シリーズ過去作からの大きな“遊びの進化”はなく、新鮮味は薄め。だが、レアな武器を探すトレジャーハントや、キャラ育成の楽しさは健在。クエストは、前作までと同様に“お使い”が多く、作業的だが、協力プレイの駆け引きでそこを補う印象も。そういう意味では、フレンドじゃなくても気軽に協力プレイが楽しめる作りなのはいい。
週刊ファミ通1354号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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