DRAMAtical Murder re:code[ドラマティカルマーダー リコード](PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
PS Vita版になり、よりライトな内容にシフト。PC版をプレイしていると、バッドエンドなどでインパクトに欠ける印象を受けそう。ある一定条件をクリアーするとプレイできる新規ストーリーは、ほかの個別ルートと同じくらいのボリュームがあり、とくに主人公の蒼葉が好きな人にオススメ! このルートを見るには周回プレイが必須となりますが、スキップ機能が充実しているので、ストレスはゼロでした。
週刊ファミ通1351号より
ストーリーと世界観は独特だが、それを表現する繊細なスチルは見せかたが凝っていて、動きのある演出も多く、楽しませてくれる。主人公を含めた各キャラに魅力を感じられれば、どっぷりハマれそう。選択肢へのジャンプのほか、早戻しや早送りなど、機能面は充実。ボタンのほかにも、タッチやモードパネルを使ったものなど、多種多様な操作方法があり、誰でも快適にプレイできるところがナイス。
週刊ファミ通1351号より
良質なシナリオ、絵、演技による切ない物語を、泣いて泣いて、ときに笑って噛みしめました。攻略キャラの設定は、タイプやそれぞれが背負う事情だけに終わらない巧妙さ。彼らは、過去を知る者や能力の秘密を握る者など、幾重にも謎めく主人公の核心に迫る人物としての側面を持ち、真相解明の周回プレイに夢中になれます。暴露時の駆け引きが全編で楽しめたら、ゲームとしてもよりおもしろくなったかな。
週刊ファミ通1351号より
物語の規模やボリュームはそれほど大きくないものの、レトロゲームをフィーチャーしたテクノな世界観、トリップ感のある場面転換の演出がおもしろく、新展開が始まるごとにワクワクします。各ルートのクライマックス(=攻略対象キャラの救済)に独創性があり、クリアー後のカタルシスも十分です。画面端のスワイプで各種メニューを引き出せるなど、携帯ゲーム機ならではの操作も快適ですね。
週刊ファミ通1351号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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