MARGINAL#4 IDOL OF SUPERNOVA(マージナルナンバーフォー アイドル オブ スーパーノヴァ)(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
Rejetが手掛けているだけあり、安定した作りのなかにも趣向を凝らした多彩な仕掛けが満載。物語は、“P R I V A T E”ルートでは禁断的に、“I D O L”ルートでは献身的に描かれ、同じ攻略対象でも違った視点で堪能できておもしろい。そのうえエンディングやオマケ要素も充実していて、1本で何度でも楽しめます。要素の多さはうれしい反面、それなら急展開気味な本編の物語をもう少し肉づけしてほしかったな。
週刊ファミ通1353号より
彼をアイドルとしてサポートするか、ふたりの恋を尊重するかを、プレイヤーが選べるのはうれしい仕様。それぞれのルートへの分岐に影響する選択肢がわかりやすく表示され、迷わずプレイできる作りは親切。アイドルがモチーフの作品なので、オープニングやエンディング以外にも、彼らの歌う曲が聴けるシーンがあると、なおよかった。おまけ要素のインタビューは、いかにもアイドルらしいサービス。
週刊ファミ通1353号より
すでにスタクラやラグジュリのお姫様なら、言うまでもありませんが必携。プライベートでの仲のよさが伝わってくるメンバー間のやり取りや、先輩を慕うマジフォー、後輩をかわいがるラグポといった日常のひとコマがぎっしり詰まっています。新規ユーザーとしては、せっかくのアイドル作品ということで、ライブやCD発売のシーンでワンフレーズでも歌がかかれば、思い入れも違ってくると感じました。
週刊ファミ通1353号より
各シーンの描写や演出はあっさり気味。才気溢れる各メンバーが人間的に成長していく過程を“特等席”で見守るリアリティーは十分です。ゲーム進行によって増えていくミニシナリオは、メンバーの個性が際立つものばかり。すでにマジフォーに思い入れのあるプレイヤーにとっては格別のご褒美になるでしょう。オムニバスに徹した作りゆえ、本作単体で達成感を味わいにくい点はよし悪し……でしょうか。
週刊ファミ通1353号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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