Ryse: Son of Rome(Xbox One)のレビュー・評価・感想情報
美しいグラフィックと壮大なセット、精緻な人物の描写はすばらしく、古のローマを実感するに申し分ないデキ。考え抜かれたバトルのシステムは、簡単操作ながら戦闘の実感と快感の両方を得られる優れものです。ゴア表現は、日本人にはトゥーマッチな気もするが、小気味よいバトルが嫌悪感を払拭してくれるし、何よりローマという時代性が伝わってくる。よくできた大作ドラマを見ているようで楽しい。
週刊ファミ通1344号より
細部まで緻密に描かれた、迫力ある戦場の風景は、自然と気分を高揚させる。剣と盾を駆使しての戦闘は、滑らかな動きでありながら力強さも感じさせるアクションがいい。フォーカスを発動させたときの豪快な攻撃も爽快。処刑アクションは、派手な演出と、得られるボーナスを選択できるシステムが○。ただ、登場する敵の種類や、戦闘でやることが代わり映えしないので、もっとメリハリが欲しかった。
週刊ファミ通1344号より
ローマの街や人々が精細なグラフィックで描かれ、重厚さを醸し出している。敵にトドメを刺す処刑アクションは迫力満点。攻撃が途切れないよう、ガード崩しなどを交えながら立ち回るのも、やり応えを感じる。ただ、槍を投げたり仕掛けなどを使うシーンはあるものの、乱戦の場面がメインなので、次第に単調に思えてくる。処刑をするほど戦闘が長くなるので、もう少しテンポよく遊べたらよかったな。
週刊ファミ通1344号より
臨場感のある演出、重量を感じる戦闘システムなど、コントローラーを触っていて非常に心地よい作り。敵の防御を崩してコンボを狙う、といった攻防の駆け引きもあり、アクション性は高い。とくに、処刑アクションは見た目も派手で爽快感がある。プレイヤーを飽きさせないような演出が随所に盛り込まれ、物語性も高いが、似たようなザコ敵が多く、コツをつかむと戦闘が単調になりがちなのは少々残念。
週刊ファミ通1344号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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