PsychoBreak(サイコブレイク)(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
現実と非現実が混在したような独特の世界観は、なかなかに恐怖感を煽ってくれる。弾薬の数が限られた中での異形の怪物との戦いは、非常に緊張感があり、戦闘や仕掛けを切り抜けた際の達成感が心地いい。ホラー的な演出面では、若干新鮮味に欠けるものもあり、ホラーゲームに慣れているゲーマーだと、そこまでの驚きを感じられない可能性もある。安易なQTEがほとんどないのはうれしかったな。
週刊ファミ通1350号より
びっくりするホラー演出というよりは、「これはまずい!」、「どうしよう」というような焦りを感じさせる状況が多々あり、ジワジワと追い詰められる恐怖感がうまく表現されている。また、敵に追い込まれたときなどの切り抜けかたがいろいろあり、どうやって生き残るかを必死に考えさせられるのがいい。歯応えのあるバランスなのはいいが、死んだときの再スタートまでのロード時間はちょっと気になる。
週刊ファミ通1350号より
異世界とも現実とも思える場所をさまよい、目的も自分で見出すなど、つねに不安を抱かせる演出が絶妙。ゴアな描写も衝撃的。武器の弾数設定がシビアなのも、緊張感があっていい。スニークで敵を倒したり、オブジェクトを利用するなど、謎解きの部分もやり応え十分。トラップを使う戦法も、自分で考える楽しさや爽快感が味わえます。PS4版、Xbox One版のほうが、空気感などがより感じられるね。
週刊ファミ通1350号より
序盤から目を覆いたくなるような演出の連続で、ユーザーをグイグイと引き込む作り。よくここまで振り切って作ったなあ、というのが第一印象。単なるスプラッターではなく、精神的な怖さも表現されており、そうした恐怖から抜け出したときの安堵感が心地よいゲーム性に。戦略性は高くて頭を使う場面も多く、比較的ゲーム慣れした人向きの難度とシステムという印象。一本道だが、やり込み甲斐は十分。
週刊ファミ通1350号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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