藤堂龍之介探偵日記 琥珀色の遺言 西洋骨牌連続殺人事件(ニンテンドー DS)のレビュー・評価・感想情報
独特のグラフィックテイストと大正浪漫溢れる世界観は○。オリジナル版は20年もまえの作品だが、DSの機能を活かした"いま風"なインターフェースで遊びやすい構成。とは言え、同じようなことを多数の登場人物にいちいち聞いて回らないといけないのは作業的。盛り上がりも淡い。
週刊ファミ通1045号より
移動可能な場所、登場人物ともに多く、聞き込み回数が膨大になるのは、最近のゲームではお目にかかれなくなった特徴。だからこそ、難易度の調整である程度のヒントが得られるのが素直にありがたい。手書きのメモが4つまで残せて、どこに何を書いたかわかるのが親切だと思います。
週刊ファミ通1045号より
20年まえのPC用ゲームのリメイクだけに懐かしいシステム。人物への聞き込みと捜索をひたすらくり返すため、作業感を覚えるのも早い。一方で、大正時代をテーマにしたクラシカルで退廃的な雰囲気はグッド。複雑な人間関係を追う楽しみも。このテイストや物語に興味があるなら。
週刊ファミ通1045号より
題材が昔のアドベンチャーゆえ、ゲーム性がいまいちで、登場人物もムダに多い。どうしてもコマンドをひたすら総当りしていく作業になったり。同じ話を聞かないで済む機能や人物相関図など、快適に遊ばせてくれるシステムは整っている。想像力を膨らませ、能動的に楽しめるなら。
週刊ファミ通1045号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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