
謎のカラオケ機能も搭載していた
1985年(昭和60年)8月9日は、ファミリーコンピュータ用ソフト『アストロロボSASA』が発売された日。本日で発売から40周年を迎えた。
『アストロロボSASA』は、アスキーから発売されたアクションシューティングゲーム。もともとは1984年にMSX用に発売されたタイトルだったが、ふたり同時プレイなどの新要素を追加してファミコンに移植された。
プラズマガンを撃つ反動を利用して移動するという一風変わった操作方法が特徴で、なかなか思い通りに操作できずに苦労したプレイヤーも多かったはず。しかし慣れて自由に飛べるようになってくると気分爽快で、これがなかなかクセになるおもしろさだった。
クリアー後に表示されるパスワードとスコアをはがきに書き、応募券を貼ってアスキーに送ると抽選で記念品がもらえるというキャンペーンも行われていた。昔はこういった企画が頻繁にあったので、皆さんの中に「当時応募した」という方はいるだろうか。
『アストロロボSASA』は、アスキーから発売されたアクションシューティングゲーム。もともとは1984年にMSX用に発売されたタイトルだったが、ふたり同時プレイなどの新要素を追加してファミコンに移植された。
プラズマガンを撃つ反動を利用して移動するという一風変わった操作方法が特徴で、なかなか思い通りに操作できずに苦労したプレイヤーも多かったはず。しかし慣れて自由に飛べるようになってくると気分爽快で、これがなかなかクセになるおもしろさだった。
クリアー後に表示されるパスワードとスコアをはがきに書き、応募券を貼ってアスキーに送ると抽選で記念品がもらえるというキャンペーンも行われていた。昔はこういった企画が頻繁にあったので、皆さんの中に「当時応募した」という方はいるだろうか。
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![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49154/a4efdd2f969559e8b1c92e99f32ded48e.jpg?x=767)
プレイヤーは主人公の少年ロボット“SASA(ササ)”となり、恋人の“NANA(ナナ)”とともにブラックホールの謎を解明するため、宇宙への旅立ちを目指す。そのためには野原、倉庫、海中とさまざまなステージでの訓練を経たうえで、本番の宇宙での冒険に挑むという構成になっていた。
ゲームはステージクリアー型の作品になっていて、全16ステージ。配置された“エネルギーパック”をすべて回収するのが大きな目的となる。ただし、各ステージには“重力”、“浮力”、“無重力”、“引力”といった異なる物理法則が設定されており、それぞれ操作感覚が大きく変化するところがユニークなポイントだった。
前述のように本作はプラズマガンを撃つ反動を利用して移動する。つまり移動したい方向とは逆方向に弾を撃つ必要があり、それらを障害物などに合わせて瞬時に判断しなくてはならなかった。しかも、重力などの要素も加わってくるからややこしい! 当然すぐにはうまくいかず明後日の方向へと飛んでいってしまいがちなのだが、慣れとはすごいもので徐々に適応できてしまうからおもしろい。
重力や浮力を加味しつつ、どれだけ弾を発射すれば適切な移動ができるかが感覚として身に付いてくると、この超難しい操作がクセになってきて思い通りに動かすのが快感になっていくというわけだ。
ゲームはステージクリアー型の作品になっていて、全16ステージ。配置された“エネルギーパック”をすべて回収するのが大きな目的となる。ただし、各ステージには“重力”、“浮力”、“無重力”、“引力”といった異なる物理法則が設定されており、それぞれ操作感覚が大きく変化するところがユニークなポイントだった。
前述のように本作はプラズマガンを撃つ反動を利用して移動する。つまり移動したい方向とは逆方向に弾を撃つ必要があり、それらを障害物などに合わせて瞬時に判断しなくてはならなかった。しかも、重力などの要素も加わってくるからややこしい! 当然すぐにはうまくいかず明後日の方向へと飛んでいってしまいがちなのだが、慣れとはすごいもので徐々に適応できてしまうからおもしろい。
重力や浮力を加味しつつ、どれだけ弾を発射すれば適切な移動ができるかが感覚として身に付いてくると、この超難しい操作がクセになってきて思い通りに動かすのが快感になっていくというわけだ。
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さらに本作を楽しくしていたポイントとして、リソース管理の要素もあったこと。プレイヤーは目的としてエネルギーパックを回収するのだが、このエネルギーは自身の体力であり、プラズマガンを撃つためのリソースとしても存在していた。
無駄撃ちすればどんどんエネルギーを消費してしまうため、いかに節約しながら効率よくエネルギーパックを回収するかという戦略性が重要だった。
もちろん敵も登場し攻撃もしてくるため、難度は“激ムズ”。ファミコン版から追加されたふたり同時プレイをすればかなり有利になるのだが……。お互いに発射した弾や接触によりダメージを受けてしまうフレンドリーファイアがあるため、息が合わないと逆に難度を高めてしまうというシビアさもあって、そこも盛り上がる魅力だったんじゃないかな。
まさかの“カラオケ機能”も付いていたので歌った人もいたのではないだろうか。ゲーム中にセレクトボタンを押すことで、ゲームが中断され音楽が流れる。このときファミコンのコントローラーIIのマイクを使えば、擬似的なカラオケができたというわけ。説明書には『NANA愛のテーマ』と題された楽譜と歌詞が掲載されており、筆者はそれを観ながら歌ってみた記憶もあるような……。
無駄撃ちすればどんどんエネルギーを消費してしまうため、いかに節約しながら効率よくエネルギーパックを回収するかという戦略性が重要だった。
もちろん敵も登場し攻撃もしてくるため、難度は“激ムズ”。ファミコン版から追加されたふたり同時プレイをすればかなり有利になるのだが……。お互いに発射した弾や接触によりダメージを受けてしまうフレンドリーファイアがあるため、息が合わないと逆に難度を高めてしまうというシビアさもあって、そこも盛り上がる魅力だったんじゃないかな。
まさかの“カラオケ機能”も付いていたので歌った人もいたのではないだろうか。ゲーム中にセレクトボタンを押すことで、ゲームが中断され音楽が流れる。このときファミコンのコントローラーIIのマイクを使えば、擬似的なカラオケができたというわけ。説明書には『NANA愛のテーマ』と題された楽譜と歌詞が掲載されており、筆者はそれを観ながら歌ってみた記憶もあるような……。