MSIのミドルクラスゲーミングノートPC、Cyborg 15 B13Wを紹介しましょう。筐体の一部に半透明なスケルトン素材を採用したサイバーパンクに加え、性能・携帯性・使いやすさのバランスに優れたシリーズです。

Cyborg 15 B13Wには複数のモデルがあり、今回お借りしたのは、2026年春のAmazon.co.jp限定モデルとなるCyborg-15-B13WFKG-1172JPです。
ディスプレイには、リフレッシュレート144Hzに対応する15.6インチFull HDパネルを採用し、GPUにはNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU、CPUには第13世代インテルCoreプロセッサーのCore i7-13620H(10コア/16スレッド、最大4.90GHz)を搭載しています。メモリ容量は16GB(16GB×1枚、空きスロット×1)、ストレージは512GBのSSDを備え、Amazon.co.jpで21万9800円[税込]にて販売中です。
まずはゲームプレイの性能をチェックしていきましょう。『Forza Horizon 6』『アークナイツ:エンドフィールド』『Battlefield 6』『モンスターハンターワイルズ』の4つのゲームタイトルで検証を行いました。
4タイトルの検証では、NVIDIAのDLSS(ディープラーニング・スーパー・サンプリング)などを使用しています。このDLSSはAIを活用してフレームレートを高める技術です。低解像度の映像をAIが高解像度に再構築する“超解像(アップスケーリング)”や、AIがフレームそのものを生成して滑らかさを底上げする“フレーム生成(FG)”、“マルチフレーム生成(MFG)”などで構成されています。
また、ゲーム内のフレームレートは、NVIDIAの測定ツール“FrameView”を利用して、プレイ中の60秒間を測定しています。

画像は“DLSS”の効果を示すNVIDIA公式の比較例です。『サイバーパンク2077』をRTX 5090・4K・最高設定などで動かした際、DLSSオフでは31fpsだったフレームレートが、マルチフレーム生成を含む“DLSS 4.5”では316fpsまで向上しています。
※2026年10月に計測。計測方法と評価軸についてはファミ通.com独自に実施しているものです。
※搭載ディスプレイを超える解像度でプレイ可能な場合は、外部ディスプレイに出力して計測しています。『Forza Horizon 6』

オープンワールドレーシングゲーム『Forza Horizon 6』から検証していきましょう。ストリートレースの“大黒チェイス”と、ワールドマップの外山地域の一定ルートを自動運転で走行した際のフレームレートを測定しました。
本作はDLSS 4.5に対応し、マルチフレーム生成はNVIDIA GPUの詳細設定を行えるアプリ“NVIDIA App”にて最大の6xまで利用できます。そのため、ゲーム内ではDLSSを選択し、NVIDIA Appにて6xを適用しています。
- 解像度:WQHD(2560×1440)
- グラフィックプリセット:High+RT
- アップスケーリング:クオリティ
- マルチフレーム生成:NVIDIA DLSS MFG 6×
最大6×のマルチフレーム生成に対応しているため、どちらの測定シーンも平均186〜195fpsと高いフレームレートを維持しています。搭載ディスプレイの性能を引き出したFull HD@144Hzプレイに限らず、ハンドルコントローラーとWQHD・144Hz対応の外部ディスプレイを組み合わせた据え置き環境でも、快適にプレイできます。
『アークナイツ:エンドフィールド』
アクションRPG『アークナイツ:エンドフィールド』で測定していきましょう。多数のNPCと建物などのオブジェクトが描画される武陵城の方興街の移動時と、ボスとなる白亜・アンゲロミラ(危境再現)との戦闘時のフレームレートを測定しています。検証時の設定は以下のとおりです。なお、本作のマルチフレーム生成の設定は、現状4×までの対応になります。
- 解像度:WQHD(2560×1440)
- グラフィックプリセット:高
- アップスケーリング:品質優先
- マルチフレーム生成:NVIDIA DLSS MFG 4×

武陵城 方興街のメインストリート。作り込まれた世界は、高品質グラフィックと高フレームレートで楽しみましょう。

高いフレームレートを維持することで、エフェクトが派手な重攻撃や戦技、必殺技のシーンを滑らかに表示できます。
GPUやビデオメモリへの負荷が大きい4Kでのプレイは厳しいですが、★4評価のWQHD解像度のグラフィックプリセット“高”で、平均フレームレートは180fps台、1% Low Avgも60fps台を維持できています。攻撃エフェクトが飛び交う戦闘シーンもスムーズな操作感と滑らかな映像で楽しめるでしょう。
『Battlefield 6』
ファーストパーソンシューティング『Battlefield 6』で検証していきましょう。キャンペーンの冒頭シーンにおける車両での移動時と、最大64人(32対32)で戦う大規模戦闘の“コンクエスト”プレイ時のフレームレートを測定しています。本作のキャンペーンモードは、マルチフレーム生成の対応が4×までとなりますが、マルチプレイではDLSS 4.5とマルチフレーム生成6×に対応しています。そのため、検証時のゲーム設定は以下の通りです。
- 解像度:WQHD(2560×1440)
- グラフィックプリセット:高
- アップスケーリング:バランス
- マルチフレーム生成(キャンペーン):NVIDIA DLSS MFG 4×
- マルチフレーム生成(マルチプレイ):NVIDIA DLSS 4.5 MFG 6×

一定ルートを車両に乗って移動するシングルプレイヤーキャンペーン“常に忠実”の冒頭シーンです。マルチプレイと比べてGPU負荷は高くなります。

コンクエスト。プレイするマップによってフレームレートは若干上下します。屋外での移動時と戦闘時で測定しています。
グラフィックプリセットは上から3段目の“高”になりますが、WQHD解像度でキャンペーンは平均140fps台、マルチプレイのコンクエストでは平均170fps台を維持できていました。ゲーミングディスプレイの主流となっているリフレッシュレート144Hzでのプレイを十分狙えるパフォーマンスを発揮しています。
『モンスターハンターワイルズ』
ハンティングアクションRPG『モンスターハンターワイルズ』では、ふたつのフリークエストで測定を行っています。ひとつ目は“緋の森”のフリークエスト「あまねく大地女王を擁し」での移動時。二つ目は“油涌き谷”のフリークエスト「這いずる焔」での狩猟時を測定しています。検証時のゲーム設定は以下のとおりです。
- 解像度:WQHD(2560×1440)
- グラフィックプリセット:ウルトラ
- アップスケーリング:クオリティ
- マルチフレーム生成:NVIDIA DLSS MFG 4×

水辺に木々が生い茂る“緋の森”の移動時。

“油涌き谷”にて、ヌ・エグドラ狩猟時のフレームレートも測定しています。
本作はアップデートでPC環境への最適化が進んでいます。ビデオメモリが8GBのNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPUでも十分快適にプレイでき、WQHD解像度でも平均90〜110fpsを記録しています。搭載ディスプレイのFull HD解像度では、さらに余裕のあるフレームレートでプレイを楽しめます。
サイバーパンクなスケルトンデザイン
ここからは、Cyborg 15 B13W本体の特徴に触れていきましょう。ボディは随所に半透明パーツを採用したサイバーパンクなルックスでありながら、ビジネスシーンでも違和感なく使用できるデザインです。

ボディはオデッセイグレイで、天板には控えめにMSIのゲーミングドラゴンロゴが描かれています。



ボディの随所に半透明パーツを採用。冷却ギミックや基板などが、うっすらと見える独特なルックスになっています。
15.6インチとディスプレイは、ノートPCとして標準的なサイズです。リフレッシュレートは144Hz駆動に対応しています。ゲーミングディスプレイとしては標準的なスペックですが、十分滑らかな映像表示でゲームをプレイできます。

ディスプレイは15.6インチで、解像度1920×1080ドット、リフレッシュレート144Hz駆動に対応しています。

ディスプレイは、最大で180度まで開きます。

サンワサプライ製マルチスタンドのDH-316などを組み合わせることで、このような使いかたも可能になります。
ディスプレイ上部には92万画素のWebカメラを搭載。プライベートシャッターも備わっています。
必要十分なUSBポートで使い勝手も◎
インターフェースは右側面に電源コネクタや映像出力端子、オーディオコンボジャックに、USB Type-CとType-Aをひとつずつ備え、左側面に有線LAN、USB Type-Aポートを搭載しています。

右側面。奥から電源コネクタ、HDMI出力端子、USB 3.2 Gen2 Type-A、USB 3.2 Gen2 Type-C(USB PD・DP Alt Mode対応)、オーディオコンボジャックになります。

左側面。ケンジントンロック、RJ45 有線LAN、USB 3.2 Gen2 Type-Aを搭載しています。

CPUとGPUを冷却するシステムの排気口は、左側面と背面左側に備わっています。塞がないように設置しましょう。
キーボードはテンキーを備えるJIS配列のフルサイズレイアウトを採用しています。オフィスワークや学業などをスムーズに行えます。

4つのゾーンで彩るRGBバックライトを内蔵するゲーミングキーボードを搭載しています。
用途に合わせてカスタマイズするMSI Center
MSIの統合システムアプリケーション“MSI Center”から、用途に合わせたアプリケーションを導入できます。“MSI AI Engine”でのパフォーマンス最適化から、“Mystic Light”でのRGBバックライトなどの制御、ハードウェアの状態を確認できる“ハードウェア診断”などまで、多くのアプリが用意されています。


おもな用途に合わせて導入するアプリケーションをカスタマイズできます。

パフォーマンスを設定できる“User Scenario”。ゲームプレイインプレッションは、最大のパフォーマンスを引き出すエクストリーム設定で行っています。
はじめてのゲーミング&クリエイティブノートPCに推せる1台
扱いやすい15インチクラスのサイズ感に、NVIDIAミドルクラスのGeForce RTX 5060 Laptop GPUと16スレッドCPUのCore i7-13620Hを組み合わせたCyborg 15 B13W。レポートや表計算ファイルの作成などのオフィスワークから、ゲーム、写真や動画の管理・簡単な編集まで、幅広く行えるといえます。

Cyborg 15 B13Wをベースに、WQHDや4K解像度のゲーミングディスプレイやゲーミングキーボード、マウスを組み合わせた据え置きゲームプレイ環境を構築するのもありです。
Amazon.co.jp限定モデルのCyborg-15-B13WFKG-1172JPは、メモリとストレージ容量は控えめですが、その分価格が抑えられています。さらに、Amazonのセール時には特別価格で販売されることもあるため、注目です。